第6話・楽しい遊園地
現代 高知県
遊園地
ユーリ「うわ、すげえな。ここ」
フレン「ここが遊園地……という場所なのですか?」
「うん。そうよ」
私達は休日に遊園地へやってきました。楽しい場所といえば、ここですよね。絶対
「ユーリ、フレン、遊園地は初めてです?」
ユーリ「ああ。初めてだけど、面白そうなものがあるな」
梓「じゃあ、まずは最初はジェットコースターね!」
紫苑「う……ジェットコースター………!?」
ユーリ「シオン?どうした?」
「あ……紫苑は高所恐怖症でしたね。大丈夫ですか?紫苑」
紫苑「ぜ、全然大丈夫じゃない……ジェットコースターに乗りたいなら乗れ。俺はここで見物しておく……」
梓「ええ〜?残念だなぁ」
「母さん、せっかくですから父さんと一緒にジェットコースターに乗っていってくださいよ」
「別にいいけど……その代わり、飛鳥もユーリもフレンも乗ってね」
「は、はい」
斎藤「……」
ジェットコースター
私とユーリとフレンと千鳥と母さんと父さんはジェットコースターに乗りました。とは言え、交代ですけどね。
「あっ、ユーリ!ベルトを締めないと、ジェットコースターから落ちますよ!」
ユーリ「はいはい」
私はユーリに、千鳥はフレンにベルトを教えてあげました。
「にしても、飛鳥はモテモテだね。ユーリとフレンに好かれるなんて」
「そ、そうですか?……って、母さんだっていろんな美青年達に好かれてたでしょうが
」
「あはは……よく覚えてらっしゃる」
私達が話をしている間にジェットコースターは動き出し、外まで出ました。
ユーリ「意外と面白そうな乗り物だな。これ」
「そ、そうでしょうか……私はちょっと怖いかな〜と思ってます……」
「さぁ、みんな〜!両手を挙げて〜!」
ユーリ「ん?こうか?」
「私は……手すりに掴まってます。ここから落ちそうな感覚がしそうなので……」
フレン「アスカさん、どうしたというんだ?顔色が悪いよ?」
千鳥「あとでわかります」
私はジェットコースターに乗ったまま両手を挙げるのを怖がって、手すりに掴まっていました。
そして、ジェットコースターが急に速くなって、ジェットコースターは下へ降りていくとスピードがすごく速くなりました。
ゴォォォォォォォォォォッ!!!
「やっほーい!
\(≧∀≦)/」
斎藤「!!!
(゜Д゜|||」
「ふにゃああああああああああああああっ!!!(≧□≦;)」
ユーリ「うぉわっ!!?\(゜□゜;)/」
フレン「うわぁああああああああああああっ!!?\(゜□゜;)/」
千鳥「……」
ジェットコースターが降りた瞬間に落下しそうな感覚がして、私は手すりに手をかけたまま動きませんでした。
ユーリ「おい、これは乗ると絶叫する乗り物か?
」
「え、ええ。そうですけど……っ!ユーリは大丈夫なんですか……?」
ユーリ「だ、大丈夫だ……………1人を除いてはな」
「へ?
」
フレン「ア、アスカさんは…これに乗ったことがあるのか……?
」
「え、ええ……一応…………
」
千鳥「飛鳥姉さんが初めてジェットコースターに乗ったのは高校生の時からでしょう」
「よ、よく覚えてますね……うっぷ………
」
ユーリ「お、おい!?大丈夫か!?」
「だ、だいじょぶじゃないです……!
」
広場
「う〜……
」
「ジュースを持ってきたよ。大丈夫?」
「だ、大丈夫です……」
ジェットコースターの動きで酔った私はベンチで横たわっていました。私達は乗り終わった後に交代しましたけど……
「楽になった?いいの?起きてて」
「もう大丈夫です」
聖「お待たせしました。姉さん、大丈夫ですか?かなり酔ってたようですけど」
「大丈夫ですってば。もう楽になったんですから」
梓「ねえ、フレン。私と一緒にメリーゴーランドに乗らない?」
フレン「め、めりぃ……?」
梓「あそこに馬の人形の乗り物があるでしょう?それがメリーゴーランド。一緒に乗ろうよ」
フレン「構わないよ。……ユーリ、アスカさんに何かしたら許さないからな」
ユーリ「何もしねぇよ!」
フレンは梓に連れられて、メリーゴーランドに乗っていってしまいました。梓は結構フレンが気に入ってるみたいですね。
「ユーリ、他に乗りたいところとかはないです?観覧車とかコーヒーカップとか……」
ユーリ「ねぇな。っていうか、楽しい場所もわからねえし。オレ、ここに来るのは初めてだしさ」
「周ると楽しそうな場所があるかもしれませんのに……」
ユーリ「いいよ。別に」
「むぅ〜……ユーリ、面白くないです」
「飛鳥、いい方法があるわ」
「え?」
「実は、ユーリはね…………ごにょごにょ………」
「なるほど!そうですか!」
ユーリ「?」
「ユーリ、私に付き合ってください」
ユーリ「え?」
「お願いです。ソフトクリームをあげますから、ね?」
ユーリ「よし!じゃあ、あのでっかい乗り物に乗る!」
天海「変わり身、早っ!
」
琥珀「ソフトクリームでユーリさんをつるなんて、さすが飛鳥姉さん……!」
斎藤「……静の助言だ。静は物知りだからな」
「観覧車ですか?ありがとうございます!」
「でも、ソフトクリームを食べてから観覧車に乗りなさいよ」
「わかりました。では、ユーリはここで待っててくださいね」
私は1人でソフトクリームを買いに行きました。ユーリはそこまで甘いものが好きで変わり身が早いなんて、まさかの甘党ですか!?
〜その後〜
「お待たせです!はい。ソフトクリーム」
ユーリ「サンキュ。お、チョコとバニラのミックスか」
「そうです。私のは、イチゴとバニラのミックスですけど……」
ユーリ「よくオレは甘いものが好きだってわかったな。シズカの助言だろ」
「バレちゃいましたか。でも、母さんを怒らせるととんでもないですから、気をつけてくださいよ」
ユーリ「とんでもないって、どんなふうに?」
「母さんは怒りますと、泣く子も黙る鬼のように怖いんです。母さんの言うことを素直に聞かないと危ないので」
「そうだよ。ねぇ、ユーリ、飛鳥と付き合ってくれないと…………
撲殺しますよ?
(黒笑)」
母さんの表情が黒い笑顔になり、自分の指をポキポキ鳴らしました。それを見たユーリは硬直しましたけど……
ユーリ「……あ、ああ
わかった

」
「うん、それでよろしい!じゃあ、一さん、楽しい場所案内してあげる」
斎藤「ああ」
母さんは父さんと2人きりで楽しい場所に行ってしまいました。
ユーリ「……確かに怖かった
あれって、脅迫だろ
」
「脅迫に見えますけど、あれは本気っぽいですよ。昔は強盗に「今すぐその銃を捨てなさい。さもないと、殴り飛ばすわよ?」と言って、言うことを聞かずにいたら、母さんは本気で殴り飛ばしたことがありますし……」
ユーリ「う……
ということは、オレはシズカに言うことを聞かなかったら撲殺されんのか?」
「殺しはしませんから、大丈夫です。撲殺と言われた人は殴られて気絶するだけですから。……多分」
ユーリ「多分って……お前の母親、腹黒すぎだろ!あいつ、何歳からあんな怪力女になったんだよ」
「確か……母さんが3歳の頃でしたね。曾じい様から格闘技を習ったそうですよ。それで、壁を壊すぐらいとか、どんな重いものでも持てるような力をつけたようですけど…………まぁ、曾じい様は曾おばあ様に相当怒られてましたけど。母さんに散々格闘技を教えたせいで」
ユーリ「さ、3歳の頃から!?すげえ……!オレ、シズカに殺される……
」
「大丈夫ですってば。ユーリが私の幼馴染だったら、母さんは殺しはしませんって…………多分」
ユーリ「また多分かよ
ということは、アスカもガキの頃から格闘技は習ったことはあるのか?
」
「……え、ええ。一応
5歳の頃から何回も習ってましたよ。曾じい様から」
ユーリ「……そのじじい、なんで小さい子供に格闘技を教育してんだよ
」
「あ、大丈夫です。私は母さんと同じようなことはしませんから」
ユーリ「ホントか?」
「マジです」
ユーリはホッとしました。そんなに怖かったんですね……あなたは。
ユーリ「あ、もうソフトクリームは食べ尽くしちまったか」
「よかったら、私のをどうぞ」
ユーリ「え?でも……」
「ユーリと話をしてる間に1回も口をつけてなかったですから、あげますよ」
ユーリ「……しゃーねぇな」
ユーリは素直に私のソフトクリームを受け取りました。でも、彼をよく見てみましたら、顔が赤くて瞳は嬉しげでした。
「嬉しいです?」
ユーリ「……まぁな(////)」
まったく、この人はカッコいいのか可愛いのかわかりませんね。まぁ、カッコ可愛いですからいいですか(いいのかよ!?by天海)。
ユーリ「ふーっ……
」
「あ、ユーリ、ほっぺにクリームついてます」
ユーリ「え?」
や、やっぱり可愛いです〜〜〜〜!!!
私はユーリのほっぺについたクリームを指で取って、舐めました。
「あっ!(////)」
ユーリ「あ?」
私は間接キスじゃないかと思って、顔を背けました。これでは、まるでカップル……っ!
ユーリ「どうした?」
「い、いえ……別に………(////)」
ユーリ「アスカ、あの乗り物に乗るんじゃなかったのか?」
「あ、そうですね。乗りましょうか」
観覧車
ユーリ「確かに、ここからよく見るとオレ達の世界じゃないみたいだな。見たこともない街だぜ」
「でしょう?……ユーリのいた街は、平和な感じでしたね。私が10歳の頃にテルカ・リュミレースに飛んで、ユーリとフレンに会えましたし。2人の故郷は帝都の下町でしたものね」
ユーリ「そうだよ。その下町の広場でフレンに会って、フレンの家でオレに会ったし」
「えへへ……
(////)」
ユーリ「隣、いいか?」
「え、ええ。どうぞ(////)」
ユーリは私の隣に座りましたけど、そのことで私の顔がどんどん赤くなっていきました。
なんでしょう?この気持ちは。胸が高鳴るし、彼を見ると余計無意識に顔が赤くなりますし……
ユーリ「どうした?顔が赤ぇぞ?もしかして、日焼けでもしたのか?」
「今、日が当たってないのに日焼けじゃないです!いろんな意味で顔が赤くなりましたです!(////)」
ユーリ「……つまり、オレに惚れただろ。胸、高鳴ってるぞ?」
「うっ………!?(////)」
き、聞こえちゃってます!?私の胸の高鳴りが聞こえたユーリは私を抱きしめました。これ、完全に胸の高鳴りを聞いてますよね!?観覧車の中は静かですから、聞こえちゃってたら……!
「ちょ、ちょっと待ってください!ユーリ

(////)」
ユーリ「隠してもわかるっての。怖い時はオレの傍にいてもいいぜ」
「怖さが倍になりますよ。それ
」
ユーリ「ひでぇ言い方だな。オレのこと、嫌いか?」
「違います!私はユーリのことが恋人として好きであって、絶対に嫌いではありません!」
ユーリ「今、本音を言ったな。ついに」
「はっ………!?」
し、しまったです!いえ、恋人としてじゃなくて、友人としてと言うべきでしたのに!(////)
ユーリ「オレは子供の頃からアスカのことが好きだったよ。フレンもだけどな」
「……(////)」
まぁ、私もでしたけど。あれは友好的な想いでしたのに、なんでユーリに対しては恋愛的な想いになっていくのでしょうか。
「……にいて……さいね………(////)」
ユーリ「あ?」
「傍にいてくださいね……(////)」
ユーリ「……わかったよ。傍にいてやる」
「……ユーリ…………(////)」
ユーリ「……アスカ…………(////)」
そして、顔をお互い近づけていきました。私……ユーリのことが好きなんですね………私は………
ギィ……!
聖「姉さん、ユーリさん!」
飛鳥&ユーリ「「うわぁぁっ!?(////)」」
急に観覧車の出入口の扉が開いて、聖の声で驚いた私とユーリはお互い身を離して観覧車から降りました。
空「? なんで驚いたの?」
「い、いえ。別に……(////)」
聖「もしかして、終わる前にお互いキスしようとしたんですね?(笑)」
「ち、ち、ち……違います!そんなんじゃ………(////)」
私はテンパるばかりでした。確かに聖の言うとおりでしたけど、でも……でも………っ!
フレン「……ユーリ、アスカさんに何をしようとしたんだ」
ユーリ「別に何もしてねぇよ」
フレン「じゃあ、さっきのは一体なんだ!?」
ユーリ「うるせぇな。アスカと会話してもダメなのかよ」
フレン「会話はしてもいいが、アスカさんを抱きしめてた理由はなんだ!」
「……もう!2人とも、ケンカはしないでください!!」
ユーリ「……」
フレン「……」
「ホントにもう……あなた方は!今度ケンカをしたら、固〜いパンチをくれてやりますよ!」
ユーリ「……ワリィ」
フレン「……ゴメン」
「あはは、さすが一さんの娘ね」
平助「ケンカを止めるところは静に似てるんだよな〜。総司と一君の斬り合いを荒い方法で止めたことがあるだろ」
「まぁね」
斎藤「……つまり、ユーリとシーフォは俺と総司と同じような者か」
「多分。でも、飛鳥は気づいてないんじゃない?ユーリとフレンに恋愛的として好かれてること」
巴「……多分、そうかもしれませんね」
「ユーリ、フレン、どこかに行ってみます?どこかに乗ってみます?」
ユーリ「そうだなぁ……」
フレン「メリーゴーランドに乗るか?結構楽しかったけど」
「メリーゴーランドですか。構いませんよ」
つづく
遊園地
ユーリ「うわ、すげえな。ここ」
フレン「ここが遊園地……という場所なのですか?」
「うん。そうよ」
私達は休日に遊園地へやってきました。楽しい場所といえば、ここですよね。絶対
「ユーリ、フレン、遊園地は初めてです?」
ユーリ「ああ。初めてだけど、面白そうなものがあるな」
梓「じゃあ、まずは最初はジェットコースターね!」
紫苑「う……ジェットコースター………!?」
ユーリ「シオン?どうした?」
「あ……紫苑は高所恐怖症でしたね。大丈夫ですか?紫苑」
紫苑「ぜ、全然大丈夫じゃない……ジェットコースターに乗りたいなら乗れ。俺はここで見物しておく……」
梓「ええ〜?残念だなぁ」
「母さん、せっかくですから父さんと一緒にジェットコースターに乗っていってくださいよ」
「別にいいけど……その代わり、飛鳥もユーリもフレンも乗ってね」
「は、はい」
斎藤「……」
ジェットコースター

私とユーリとフレンと千鳥と母さんと父さんはジェットコースターに乗りました。とは言え、交代ですけどね。
「あっ、ユーリ!ベルトを締めないと、ジェットコースターから落ちますよ!」
ユーリ「はいはい」
私はユーリに、千鳥はフレンにベルトを教えてあげました。
「にしても、飛鳥はモテモテだね。ユーリとフレンに好かれるなんて」
「そ、そうですか?……って、母さんだっていろんな美青年達に好かれてたでしょうが
」「あはは……よく覚えてらっしゃる」
私達が話をしている間にジェットコースターは動き出し、外まで出ました。
ユーリ「意外と面白そうな乗り物だな。これ」
「そ、そうでしょうか……私はちょっと怖いかな〜と思ってます……」
「さぁ、みんな〜!両手を挙げて〜!」
ユーリ「ん?こうか?」
「私は……手すりに掴まってます。ここから落ちそうな感覚がしそうなので……」
フレン「アスカさん、どうしたというんだ?顔色が悪いよ?」
千鳥「あとでわかります」
私はジェットコースターに乗ったまま両手を挙げるのを怖がって、手すりに掴まっていました。
そして、ジェットコースターが急に速くなって、ジェットコースターは下へ降りていくとスピードがすごく速くなりました。
ゴォォォォォォォォォォッ!!!
「やっほーい!
\(≧∀≦)/」斎藤「!!!
(゜Д゜|||」「ふにゃああああああああああああああっ!!!(≧□≦;)」
ユーリ「うぉわっ!!?\(゜□゜;)/」
フレン「うわぁああああああああああああっ!!?\(゜□゜;)/」
千鳥「……」
ジェットコースターが降りた瞬間に落下しそうな感覚がして、私は手すりに手をかけたまま動きませんでした。
ユーリ「おい、これは乗ると絶叫する乗り物か?
」「え、ええ。そうですけど……っ!ユーリは大丈夫なんですか……?」
ユーリ「だ、大丈夫だ……………1人を除いてはな」
「へ?
」フレン「ア、アスカさんは…これに乗ったことがあるのか……?
」「え、ええ……一応…………
」千鳥「飛鳥姉さんが初めてジェットコースターに乗ったのは高校生の時からでしょう」
「よ、よく覚えてますね……うっぷ………
」ユーリ「お、おい!?大丈夫か!?」
「だ、だいじょぶじゃないです……!
」広場
「う〜……
」「ジュースを持ってきたよ。大丈夫?」
「だ、大丈夫です……」
ジェットコースターの動きで酔った私はベンチで横たわっていました。私達は乗り終わった後に交代しましたけど……
「楽になった?いいの?起きてて」
「もう大丈夫です」
聖「お待たせしました。姉さん、大丈夫ですか?かなり酔ってたようですけど」
「大丈夫ですってば。もう楽になったんですから」
梓「ねえ、フレン。私と一緒にメリーゴーランドに乗らない?」
フレン「め、めりぃ……?」
梓「あそこに馬の人形の乗り物があるでしょう?それがメリーゴーランド。一緒に乗ろうよ」
フレン「構わないよ。……ユーリ、アスカさんに何かしたら許さないからな」
ユーリ「何もしねぇよ!」
フレンは梓に連れられて、メリーゴーランドに乗っていってしまいました。梓は結構フレンが気に入ってるみたいですね。
「ユーリ、他に乗りたいところとかはないです?観覧車とかコーヒーカップとか……」
ユーリ「ねぇな。っていうか、楽しい場所もわからねえし。オレ、ここに来るのは初めてだしさ」
「周ると楽しそうな場所があるかもしれませんのに……」
ユーリ「いいよ。別に」
「むぅ〜……ユーリ、面白くないです」
「飛鳥、いい方法があるわ」
「え?」
「実は、ユーリはね…………ごにょごにょ………」
「なるほど!そうですか!」
ユーリ「?」
「ユーリ、私に付き合ってください」
ユーリ「え?」
「お願いです。ソフトクリームをあげますから、ね?」
ユーリ「よし!じゃあ、あのでっかい乗り物に乗る!」
天海「変わり身、早っ!
」琥珀「ソフトクリームでユーリさんをつるなんて、さすが飛鳥姉さん……!」
斎藤「……静の助言だ。静は物知りだからな」
「観覧車ですか?ありがとうございます!」
「でも、ソフトクリームを食べてから観覧車に乗りなさいよ」
「わかりました。では、ユーリはここで待っててくださいね」
私は1人でソフトクリームを買いに行きました。ユーリはそこまで甘いものが好きで変わり身が早いなんて、まさかの甘党ですか!?
〜その後〜
「お待たせです!はい。ソフトクリーム」
ユーリ「サンキュ。お、チョコとバニラのミックスか」
「そうです。私のは、イチゴとバニラのミックスですけど……」
ユーリ「よくオレは甘いものが好きだってわかったな。シズカの助言だろ」
「バレちゃいましたか。でも、母さんを怒らせるととんでもないですから、気をつけてくださいよ」
ユーリ「とんでもないって、どんなふうに?」
「母さんは怒りますと、泣く子も黙る鬼のように怖いんです。母さんの言うことを素直に聞かないと危ないので」
「そうだよ。ねぇ、ユーリ、飛鳥と付き合ってくれないと…………
撲殺しますよ?
(黒笑)」母さんの表情が黒い笑顔になり、自分の指をポキポキ鳴らしました。それを見たユーリは硬直しましたけど……
ユーリ「……あ、ああ
わかった

」「うん、それでよろしい!じゃあ、一さん、楽しい場所案内してあげる」
斎藤「ああ」
母さんは父さんと2人きりで楽しい場所に行ってしまいました。
ユーリ「……確かに怖かった
あれって、脅迫だろ
」「脅迫に見えますけど、あれは本気っぽいですよ。昔は強盗に「今すぐその銃を捨てなさい。さもないと、殴り飛ばすわよ?」と言って、言うことを聞かずにいたら、母さんは本気で殴り飛ばしたことがありますし……」
ユーリ「う……
ということは、オレはシズカに言うことを聞かなかったら撲殺されんのか?」「殺しはしませんから、大丈夫です。撲殺と言われた人は殴られて気絶するだけですから。……多分」
ユーリ「多分って……お前の母親、腹黒すぎだろ!あいつ、何歳からあんな怪力女になったんだよ」
「確か……母さんが3歳の頃でしたね。曾じい様から格闘技を習ったそうですよ。それで、壁を壊すぐらいとか、どんな重いものでも持てるような力をつけたようですけど…………まぁ、曾じい様は曾おばあ様に相当怒られてましたけど。母さんに散々格闘技を教えたせいで」
ユーリ「さ、3歳の頃から!?すげえ……!オレ、シズカに殺される……
」「大丈夫ですってば。ユーリが私の幼馴染だったら、母さんは殺しはしませんって…………多分」
ユーリ「また多分かよ
ということは、アスカもガキの頃から格闘技は習ったことはあるのか?
」「……え、ええ。一応
5歳の頃から何回も習ってましたよ。曾じい様から」ユーリ「……そのじじい、なんで小さい子供に格闘技を教育してんだよ

」「あ、大丈夫です。私は母さんと同じようなことはしませんから」
ユーリ「ホントか?」
「マジです」
ユーリはホッとしました。そんなに怖かったんですね……あなたは。
ユーリ「あ、もうソフトクリームは食べ尽くしちまったか」
「よかったら、私のをどうぞ」
ユーリ「え?でも……」
「ユーリと話をしてる間に1回も口をつけてなかったですから、あげますよ」
ユーリ「……しゃーねぇな」
ユーリは素直に私のソフトクリームを受け取りました。でも、彼をよく見てみましたら、顔が赤くて瞳は嬉しげでした。
「嬉しいです?」
ユーリ「……まぁな(////)」
まったく、この人はカッコいいのか可愛いのかわかりませんね。まぁ、カッコ可愛いですからいいですか(いいのかよ!?by天海)。
ユーリ「ふーっ……
」「あ、ユーリ、ほっぺにクリームついてます」
ユーリ「え?」
や、やっぱり可愛いです〜〜〜〜!!!

私はユーリのほっぺについたクリームを指で取って、舐めました。
「あっ!(////)」
ユーリ「あ?」
私は間接キスじゃないかと思って、顔を背けました。これでは、まるでカップル……っ!
ユーリ「どうした?」
「い、いえ……別に………(////)」
ユーリ「アスカ、あの乗り物に乗るんじゃなかったのか?」
「あ、そうですね。乗りましょうか」
観覧車

ユーリ「確かに、ここからよく見るとオレ達の世界じゃないみたいだな。見たこともない街だぜ」
「でしょう?……ユーリのいた街は、平和な感じでしたね。私が10歳の頃にテルカ・リュミレースに飛んで、ユーリとフレンに会えましたし。2人の故郷は帝都の下町でしたものね」
ユーリ「そうだよ。その下町の広場でフレンに会って、フレンの家でオレに会ったし」
「えへへ……
(////)」ユーリ「隣、いいか?」
「え、ええ。どうぞ(////)」
ユーリは私の隣に座りましたけど、そのことで私の顔がどんどん赤くなっていきました。
なんでしょう?この気持ちは。胸が高鳴るし、彼を見ると余計無意識に顔が赤くなりますし……
ユーリ「どうした?顔が赤ぇぞ?もしかして、日焼けでもしたのか?」
「今、日が当たってないのに日焼けじゃないです!いろんな意味で顔が赤くなりましたです!(////)」
ユーリ「……つまり、オレに惚れただろ。胸、高鳴ってるぞ?」
「うっ………!?(////)」
き、聞こえちゃってます!?私の胸の高鳴りが聞こえたユーリは私を抱きしめました。これ、完全に胸の高鳴りを聞いてますよね!?観覧車の中は静かですから、聞こえちゃってたら……!
「ちょ、ちょっと待ってください!ユーリ


(////)」ユーリ「隠してもわかるっての。怖い時はオレの傍にいてもいいぜ」
「怖さが倍になりますよ。それ
」ユーリ「ひでぇ言い方だな。オレのこと、嫌いか?」
「違います!私はユーリのことが恋人として好きであって、絶対に嫌いではありません!」
ユーリ「今、本音を言ったな。ついに」
「はっ………!?」
し、しまったです!いえ、恋人としてじゃなくて、友人としてと言うべきでしたのに!(////)
ユーリ「オレは子供の頃からアスカのことが好きだったよ。フレンもだけどな」
「……(////)」
まぁ、私もでしたけど。あれは友好的な想いでしたのに、なんでユーリに対しては恋愛的な想いになっていくのでしょうか。
「……にいて……さいね………(////)」
ユーリ「あ?」
「傍にいてくださいね……(////)」
ユーリ「……わかったよ。傍にいてやる」
「……ユーリ…………(////)」
ユーリ「……アスカ…………(////)」
そして、顔をお互い近づけていきました。私……ユーリのことが好きなんですね………私は………
ギィ……!
聖「姉さん、ユーリさん!」
飛鳥&ユーリ「「うわぁぁっ!?(////)」」
急に観覧車の出入口の扉が開いて、聖の声で驚いた私とユーリはお互い身を離して観覧車から降りました。
空「? なんで驚いたの?」
「い、いえ。別に……(////)」
聖「もしかして、終わる前にお互いキスしようとしたんですね?(笑)」
「ち、ち、ち……違います!そんなんじゃ………(////)」
私はテンパるばかりでした。確かに聖の言うとおりでしたけど、でも……でも………っ!
フレン「……ユーリ、アスカさんに何をしようとしたんだ」
ユーリ「別に何もしてねぇよ」
フレン「じゃあ、さっきのは一体なんだ!?」
ユーリ「うるせぇな。アスカと会話してもダメなのかよ」
フレン「会話はしてもいいが、アスカさんを抱きしめてた理由はなんだ!」
「……もう!2人とも、ケンカはしないでください!!」
ユーリ「……」
フレン「……」
「ホントにもう……あなた方は!今度ケンカをしたら、固〜いパンチをくれてやりますよ!」
ユーリ「……ワリィ」
フレン「……ゴメン」
「あはは、さすが一さんの娘ね」
平助「ケンカを止めるところは静に似てるんだよな〜。総司と一君の斬り合いを荒い方法で止めたことがあるだろ」
「まぁね」
斎藤「……つまり、ユーリとシーフォは俺と総司と同じような者か」
「多分。でも、飛鳥は気づいてないんじゃない?ユーリとフレンに恋愛的として好かれてること」
巴「……多分、そうかもしれませんね」
「ユーリ、フレン、どこかに行ってみます?どこかに乗ってみます?」
ユーリ「そうだなぁ……」
フレン「メリーゴーランドに乗るか?結構楽しかったけど」
「メリーゴーランドですか。構いませんよ」
つづく
テーマ : 日記とアニメ・マンガ関連ごちゃまぜ
ジャンル : アニメ・コミック
第33章・ユーリの怒り
古幕の郷ヨームゲン
エステル「私達を助けてくれたのデュークかもしれませんね」
ユーリ「どうだろうな」
エステル「……私、お礼を言ってきます」
ユーリ「やめとけ。そういうのガラじゃねぇだろ、あいつも」
エステル「そうでしょうか……」
ユーリ「ああ。多分な」
「……」
ユーリ「あいつの言ってた満月の子って、前に言ってた凛々の明星の妹だよな」
エステル「ええ……地上満つる黄金の光放つ女神、君の名は満月の子。兄、凛々の明星は空より我らを見る。君は地上に残り、賢母なる大地を未来永劫見守る」
レイヴン「それ、なんか意味あるの?」
エステル「わかりません。でも、ただの伝承ではないのかもしれません」
ユーリ「地上に残り、大地を見守る、ね」
リタ「大地を見守るっていうのはこの世界を支配するってこと?」
カロル「じゃあ、皇帝になる人ってこと?エステルが満月の子なら、それで辻褄が合わない?」
レイヴン「だとすると、代々の皇帝はみんな、フェローに狙われるわな」
エステル「そんな話は聞いたことないです」
カロル「うーん……」
パティ「……なんか難しい話になっとるみたいじゃのう」
レイヴン「そうねぇ、パティちゃんにはちょっと難しい話かもね」
パティ「おっさんにも難しい話じゃのう」
ジュディス「あとであなたにリタがゆっくり話してくれるわ」
リタ「あ、あたし……!?」
ジュディス「今はこれからどうするかを決めたほうがいいんじゃない?」
リタ「あたしはこの街に残る。調べたいことがあるから」
エステル「調べたいことです?」
リタ「澄明の刻晶……聖核のこととかいろいろ。正確にはここにいるあいつに聞きたいことがあるの。アンタらが帰るのならあたしはここでお別れね」
エステル「え!」
「それ……本気ですか?」
ジュディス「そう……残念。砂漠1人で大変だと思うけど頑張って」
リタ「う……そうか……砂漠越えないとダメなんだった」
レイヴン「調べもんの間ぐらい俺らもいていいんでない?聖核のことは俺も興味あるし」
パティ「また砂漠へ行くなら、のんびりと準備でもするのじゃ。もう行き倒れは勘弁なのじゃ」
ユーリ「そうだな。出発は明日にするか。リタ、1日あればいいだろ?」
リタ「ええ。十分よ。あ、ありがと……一応礼言っとく」
ユーリ「はは、どういたしまして。じゃあ明日の朝、街の出口集合な」
カロル「うん。わかった」
【みんなと別れました】
【飛鳥は”アスカの生まれ変わり”の称号を得ました】
私達はしばらくの間、ヨームゲンにいることにしました。
「はぁ〜……」
「飛鳥」
「あ、母さん」
「賢人の家の近くにいた時、話は聞いたよ。あなたは、満月の子に明星の子だったんだね」
「……ええ。母さん、気づいてなかったんですか?私が生まれた時に私が満月の子で明星の子だということを」
「ううん。でも、私が別の世界にいた時に光の精霊アスカと神鳥は融合して消滅していたなんて知らなかった。アスカは神々の島の精霊だけど、本当は満月の子を嫌ってはいなかったんじゃない?あなたは満月の子と明星の子としてテルカ・リュミレースを救ってほしいと……」
「私も、そんな気がしました……」
「ホント、そういうところは、あの人にそっくりね」
「父さん?」
「そうそう。テンションが低いところはあの人にそっくり」
「……母さんは、父さんを愛してるんですね」
「当たり前よ。それ以外に何かあるの?」
「……ずっと母さんと父さんの様子を見てましたから、わかるんです」
「あはは、バレちゃったか。そうそう、あなたに差し入れがあったのよね」
母さんは懐から、袋を取り出して私に渡しました。開けてみると、中にはカステラが入っていました。
「これは……カステラ?」
「そう。子供の頃はこれが好きだったんでしょ?私が作ったの」
「まぁ……ありがとうございます。母さん」
「それとね、父さんが言ってたよ。”頑張って今お前のいる世界を救ったら戻ってこい”って」
「父さん……それに、魔物に遭遇した時、なんで戦わなかったのです?」
「……それは、飛鳥達を産んだ時に私の身体はどんどん衰弱しはじめてるの。これ以上戦ったら危険だって言われたのよ」
「そう、ですか……」
「それじゃ、私はそろそろ帰るね。一さんも心配してるみたいだし」
「え?もう帰るんですか?」
「うん。テルカ・リュミレースはあなたを選んだ。そして、飛鳥の傍には大切なものが存在してるみたいだし、私みたいに頑張ってね」
「……はい!」
母さんは神力を使って、元の世界に帰っていきました。
父さん達も私を心配してくれていたのですね……
ユーリ「アスカ、こんなところにいたのか」
「ユーリ」
ユーリ「ん?何持ってんだ?その袋」
「あ、母さんからお菓子をもらったんですけど、食べます?甘いお菓子ですけど」
ユーリ「サンキュ」
ユーリは私の隣に座って、私は1個のカステラを彼に差し出しました。
ユーリ「……美味いな。これ」
「母さんが作ったお菓子なんです」
そういえば、ユーリは和菓子は初めてでしたっけ?
ユーリ「お前、光の精霊アスカの生まれ変わりで満月の子に明星の子だったんだな」
「はい。あの……ユーリ」
ユーリ「ん?」
「私は光の精霊アスカの生まれ変わりで、おまけに満月の子に明星の子。私も私の家族も知らなかったみたいですけど、私は……私は………」
ユーリ「その精霊がお前に生まれ変わってくれたおかげで、オレ達はアスカに会えたんだ。オレは今のままのアスカが好きだと思うぜ。何せ、強い力を持った可愛い聖女だからな」
「ユーリ……(////)」
ユーリ「ん?顔が赤ぇぞ?」
「い、いえ!違います!これは……日焼けです!砂漠にいましたからね。そう、日焼けです!(////)」
ユーリ「ふーん?」
「な、なんですか?全然信じてませんね」
ユーリ「隠してもわかるっての。本当は照れてんだろ」
「う…………
(////)」
ユーリ「飛鳥」
「!? い、今……ユーリが私の名前を漢字で……!」
ユーリ「なんだ?いけなかったのか?」
「い、いえ。ユーリが私の名前を漢字で呼んでくれたのは、嬉しいです。本当は私の名前を漢字で呼んでくれるのは私の元の世界の人々だけでしたから……(////)」
ユーリ「そっか」
ユーリは微笑みながら、私の頭を撫でました。
ユーリ「それじゃ、オレは行くわ。何かあったらオレを呼べよ」
「はい」
そして、ユーリは他の場所へと行ってしまいました。
闘技場でのあの声は、光の精霊アスカの声だったんですね。マンタイクで見たあの夢は、アスカの記憶だったんでしょうか。私は満月の子に明星の子として、やっていけるのでしょうか?
時間が過ぎて、私達は宿屋で休みました。
翌朝
宿屋
「スースー……

」
ユーリ「飛鳥、飛鳥、起きろって」
「ん〜……あ、ユーリ。あれ?もう朝なんですか?」
ユーリ「当たり前だっての。何時間経ってると思ってんだ?みんなはもう出入口に集まってるぜ?ま、オレも寝坊しちまったけどな。エステルに言われてお前を起こしにきただけだし」
「えええええっ!?やっちゃいました!ユーリ、行きましょう」
ユーリ「はいはい」
私はユーリを連れて、出入口へと急ぎました。私ってば、寝坊してしまうなんて!
出入口
「ゴメンなさい〜!

」
リタ「遅いわよ!」
「すみません。寝坊してしまいました……」
ジュディス「フフッ、気持ちよく寝てたわね。ほら、寝癖」
「あ……
」
レイヴン「珍しいわね。アスカちゃんが寝坊するなんて。聖女が寝坊するなんて恥ずかしいわよ」
「うぅ……(////)」
カロル「それじゃあ、マンタイクへ行こう。この人達をマンタイクに連れて帰らなきゃならないし」
【みんなと合流しました】
私達の傍には、アルフくんとライラちゃんの両親がいました。そうですよね、2人で砂漠を越えるのはちょっと……
ヨームゲンを出て砂漠を越えた私達はマンタイクに戻ってきました。でも、そこで良くないことが起きていました。
水と黄砂の街マンタイク
リタ「はぁ〜……やっと帰ってきた。砂漠はもうこりごりだわ……」
カロル「ホントだよ……」
エステル「あれ……人が外に出てる……」
リタ「外出禁止令ってのが、解かれたのかもね」
私達は近づいてみますと、そこにはキュモールがいました。
リタ「キュモール……!」
レイヴン「急いてはことを仕損じるよ」
パティ「うむ、ここは慎重に様子見なのじゃ」
キュモール「ほらほら、早く乗りな。楽しい旅に連れてってあげるんだ、ね?」
男性「私達がいないと子供達は……!
」
キュモール「翼のある巨大な魔物を殺して死骸を持ってくれば、お金はやるよ。そうしたら、子供共々楽な生活が送れるんだよ」
男性「お許しください!」
キュモール「知るか!乗れって言ってんだろう、下民どもめ!さっさと行っちゃえ!」
「……ひどい、許せません!」
男性「私達もあんなふうに、砂漠で放り出されたんです」
パティ「どうして自分で乗って行かないのじゃ」
ユーリ「わかってるからだろ、この砂漠が危ないって。オレ達がヤバかったみたいに」
カロル「翼のある巨大な魔物ってフェローのことだよね」
レイヴン「にしても、フェロー捕まえて何しようってんだかね」
ジュディス「それでどうするのかしら?放っておけないのでしょう?」
エステル「私が……」
「エステル、やめといたほうがいいです」
パティ「のじゃ。今は行かないほうがいいと思うのじゃ」
ユーリ「あのバカ、お姫様の言うことも聞きゃあしねぇしな。たとえ飛鳥の言うことでも」
「ええ。このままじゃ、ヘリオードの時と同じになってしまいますね」
エステル「……じゃあ、どうするんです?」
ユーリ「カロル、耳貸せ」
カロルはユーリの傍に来て数秒後、耳打ちが終わってカロルは驚いた顔でユーリを見上げました。な、なんでしょうか?ユーリのアイデアは。
カロル「ええっ?できるけど……道具が……ってもしかして……」
ジュディス「ええ、準備はできてるわよ」
カロル「やっぱりね……
」
「用意周到ですね。ジュディス」
そして、カロルは1つのねじ回しを持って前に出ました。
カロル「危なかったら……助けてよ?」
私達はOKして、カロルはキュモール達に見つからないように馬車のほうへと近づきました。
ユーリ「やっぱり拾ったのか?」
ジュディス「前に落ちてたのを、ね。使うこともあるかと思って」
リタ「……変なの」
パティ「なんなのじゃ?」
レイヴン「ともあれ、少年の活躍に期待しようじゃない」
キュモール「ノロノロ、ノロノロと下民どもはまるで亀だね。早く乗っちゃえ!」
騎士「キュモール様、全員馬車に乗りました!」
キュモール「じゃ、君も馬車に乗りな」
騎士「え、わ、私も……?」
キュモール「仕事が遅い者には罰を与えないと、ね?」
騎士「キュモール様、お許しを!私には妻と娘が……」
キュモール「君が行かなきゃ、代わりに行くのは……奥さんと娘さん、かな?」
……ひどい、騎士にまであんなことをさせるなんて……!
キュモール「さ、出発だ!」
エステル「カロル……」
ジュディス「大丈夫よ。できる子よ、あの子は」
パティ「うむむ?」
ドゴッ!
すると、馬車が突然傾きました。もしかして、カロルが馬車のネジを回して……!?
キュモール「何してるんだ!?馬車を準備したのは誰!?きーっ!!馬車を直せ!この責任は問うからね!」
リタ「これがガキんちょに授けた知恵ってわけね」
カロルは急いで私達のところに戻ってきました。作戦は大成功、ってところでしょうか。
ユーリ「お疲れさん」
カロル「ふーっ……ドキドキもんだったよ」
リタ「でも、これって、ただの時間稼ぎじゃない」
ジュディス「これが限度ね。私達には」
パティ「ウチらも旅の途中だからの」
ユーリ「騎士団に表だって楯突いたらカロル先生、泣いちまうからな」
レイヴン「俺達、気づかれる前に、隠れたほうがいいんじゃなあい?」
男性「それじゃあ、私達は……」
ユーリ「ああ。ガキに顔見せてやんな。今回みたいにいつも助けが来ると思うなよ」
女性「は、はい。いろいろとありがとうございました」
アルフくんとライラちゃんの両親は2人のところに帰っていきました。
ユーリ「オレらも、宿屋に隠れに行くか」
宿屋
番頭「おおっ……!よくぞご無事で……!……お、お帰りなさいませ
」
カロル「……まだ監視されてるんだね」
番頭「お疲れでしょう。ゆっくりお休みくださいませ」
夜
客室
そして……
ユーリ達はキュモールについて客室で話し終わった後に私達は眠ってしまいました。
ユーリ「オレはオレのやり方で……か」
ーーフェニックス……フェニックス、目を覚ましなさい……
「……ん………またアスカの声が………あれ?ユーリは………?」
私は客室から出てみますと、キュモールの姿がありました。そして、キュモールを追っているのは…………ユーリでした。ユーリの手には武器があり、私は2人を追って隠れました。
【みんなと別れました】
キュモール「ま、待て!ボクは悪くないんだ!これは命令なんだよ!仕方なくなんだ!

」
ユーリ「だったら命令した奴を恨むんだな」
キュモール「ま、待てっ!こうしよう!ボクの権力で君が犯した罪を帳消しにしてあげるよ!騎士団に戻りたければ、そのように手はずもする!金はたくさんある、金さえあれば、どんな望みでも叶えてあげられる。さあ!望みを言ってごらん!

」
キュモールは怯えて命乞いをしますけど、ユーリはその言葉を吐き捨てました。ユーリの怒りは本物でキュモールへの殺意が溢れ出ていました。
ユーリ「オレがお前に望むのは1つだけだ」
キュモール「そ、それはなんだい……?
」
瞳が闇に染まったユーリはキュモールを睨みつけたまま、キュモールに近寄りました。
キュモール「や、やめろ……来るな!近づくな、下民が!ボクは騎士団の隊長だよ!そして、いずれ騎士団長になるキュモール様だ!
」
キュモールは再び命乞いをしますけど、ユーリはそれでも彼に迫りました。
キュモール「うわあああああっ!」
キュモールは流砂に落ちてしまいました。流砂に落ちれば、もはや助からないでしょう。
キュモール「た、頼む!助けてくれ!
」
でも、ユーリはキュモールを助けようとはしませんでした。ユーリは足元にある縄をちらりと見ますけど、その縄をユーリは取ろうとはしませんでした。でも、キュモールは段々砂の中に飲み込まれていきました。
キュモール「ゆ、許してくれ!このままでは!こ、このままではっ!
」
ユーリ「お前はその言葉を、今まで何度聞いてきた?」
キュモール「うわああああああっ!」
キュモールはユーリに向かって手を伸ばしましたけど、彼はそのまま流砂に飲み込まれていきました。
それを見た私は、ダングレストで見た時のことを思い出しました。
ユーリはダングレストでラゴウを殺し、そしてマンタイクでキュモールを殺した……
私に再び、ユーリに対しての恐怖が芽生えました。
ユーリの表情がいつもの表情に戻り、誰かが来ました。フレンさんでした……
フレン「街の中は僕の部下が抑えた。もう誰も苦しめない」
ユーリ「そうか、これでまた出世の足がかりになるな」
「……」
ユーリ「オレ、あいつらのところに戻るから」
フレン「ユーリ、あとで話がしたい」
ユーリ「……わかってる」
フレン「湖の側で……待ってる」
ユーリは宿屋に戻ろうとしました。その時、ユーリは咄嗟で足を止めて……
ユーリ「……飛鳥、いるんだろ?」
「……」
木に隠れてた私は姿を現して、ユーリの傍に近寄りました。
ユーリ「……全部、見てたのか」
「……ゴメンなさい。ずっと、見てました」
ユーリ「……悪かったな。怖いモンを見せちまって」
「いいんです。キュモールを殺したことは見なかったことにしますけど、でも……でも………」
ユーリ「……宿に戻るぞ」
「……はい」
私はユーリと一緒に宿屋に戻りました。そして、花火がうち上がって、キュモールの騎士達はフレンさんの騎士達に取り押さえられ、マンタイクの住人達は喜んでいました。
宿屋 客室
カロル「本当はこんなに賑やかな街だったんだね」
ジュディス「ええ。解放されてよかったわ、本当に」
エステル「まさかフレンが来てくれるなんて」
カロル「ホント、嘘みたい」
エステル「でも逃げたキュモールはまたどこかで悪事を働くかもしれません」
カロル「すぐにフレンが捕まえてくれるよ。ね、ユーリ」
ユーリ「……ん、まあ、そうだな」
カロル「……ユーリ……?」
私も黙り込んだままでしたけど、レイヴンは眠ったままでした。しかも、毛布1枚もかけずに。
カロル「レイヴン、風邪引くよ」
「もう……」
私はレイヴンに毛布をかけてあげました。
カロル「アスカ、優しいね」
「……え?えーと……」
ジュディス「子供と一緒になって騒いで疲れたのね。いい歳して」
そして、リタちゃんは宿屋に帰ってきました。どこへ行っていたのでしょうか。
エステル「お帰りなさい」
リタ「もうバカ騒ぎ。まったく呆れるわ」
ジュディス「パティはどうしたのかしら?」
リタ「まだ踊ってるわ。まったくガキってのは……」
カロル「リタも楽しんでたでしょ?ダンス上手だね、リタ」
リタ「うっさい」
リタは赤くなって、カロルにチョップ1発です。リタはレイヴンの様子を見て……
リタ「って……あれ?おっさん寝たの……」
エステル「もう、あっという間でした」
まぁ、子供達と戯れていましたけど。ユーリは立ち上がって……
エステル「ユーリ?」
ユーリ「ちょっとフレンに挨拶、行ってくる」
エステル「?」
ユーリは宿から出て行って、そんな私も立ち上がりました。
エステル「アスカもどこへ行くんです?」
「……ちょっと、ユーリとフレンさんのところにです」
私も宿に出て、ユーリを尾行しました。
湖
フレン「立ってないで座ったらどうだ」
ユーリはフレンさんの隣に座り、私は2人に見つからないように木に隠れました。
ユーリ「話があんだろ」
「……?」
……お話?
フレン「……何故、キュモールを殺した。人が人を裁くなど許されない。法によって裁かれるべきなんだ!」
ユーリ「なら、法はキュモールを裁けたっていうのか!?ラゴウを裁けなかった法が?冗談言うな」
フレン「ユーリ、君は……」
ユーリ「いつだって、法は権力を握る奴の味方じゃねえか」
フレン「だからといって、個人の感覚で善悪を決め人が人を裁いていいはずがない!法が間違っているなら、まずは法を正すことが大切だ。そのために、僕は、今も騎士団にいるんだぞ!」
ユーリ「あいつらが今死んで救われた奴がいるのも事実だ。お前は助かった命に、いつか法を正すから、今は我慢して死ねって言うのか!」
フレン「そうは言わない!」
ユーリ「いるんだよ、世の中には。死ぬまで人を傷つける悪党が。そんな悪党に、弱い連中は一方的に虐げられるだけだ。下町の連中がそうだったろ」
フレン「それでもユーリのやり方は間違っている。そうやって、君の価値観だけで、悪人すべてを裁くつもりか。それはもう罪人の行いだ」
ユーリ「わかってるさ。わかった上で、選んだ。人殺しは罪だ」
フレン「わかっていながら君は手を汚す道を選ぶのか」
ユーリ「選ぶんじゃねえ。もう選んだんだよ」
「…………」
ユーリが選んだ道……?
フレン「それが、君のやり方か」
ユーリ「腹を決めた、と言ったよな」
フレン「ああ、でも、その意味を正しく理解できていなかったみたいだ……騎士として、君の罪を見過ごすことはできない」
そう言ったフレンさんは剣に手をかけました。
「……っ」
私はユーリとフレンさんを止めようとしますと、ソディアさんが駆け寄ってきました。
ソディア「隊長、こちらでしたか」
ソディアさんが駆け寄ってきた時にユーリは立ち去り、フレンさんはソディアさんの傍に近寄りました。
フレン「どうした?」
ソディア「ノードポリカの封鎖、完了しました。それと、魔狩りの剣がどうやら動いているようです。急ぎ、ノードポリカへ」
ノードポリカの封鎖……!?魔狩りの剣が動いています……!?
フレン「…………」
ソディア「隊長?」
フレン「わかった」
ソディア「はい」
ソディアさんは立ち去り、フレンさんはユーリのほうを振り向きますけど、ユーリはいませんでした。
フレン「ユーリ……?」
「……」
フレン「……アスカさん」
「……!」
フレン「隠れてもわかるよ。出てきたらどうだ?」
フレンさんに気づかれた私は姿を現して、フレンさんの傍に行きました。
「……いつから気づいてたんです?」
フレン「ユーリがこっちへ来る時に気づいたよ。立たずに座って話そう」
「はい……」
私とフレンさんは座って、会話をしました。
フレン「……さっきの話、聞いていたんだね」
「はい」
フレン「ユーリがキュモールを殺したことも、全部見たんだね」
「……当たりです」
フレン「……ユーリと一緒にいていいのか?ユーリは、いつか君に刃を向けるかもしれないんだぞ」
「そんなことないです。ユーリはそんなことをする人ではありません。目の前に悪人じゃない人がいれば、ユーリは殺したりしませんし、悪事をやめない悪人がいたら、ユーリは間違いなく殺人を繰り返すでしょう」
フレン「……」
「……」
フレン「アスカさん、せっかくだけど、僕達と一緒に来てもらえないか?」
「え?」
フレン「ユーリに君を任せるわけには、どうしてもいかないんだ。だから、僕と一緒に……」
「……でも…………」
フレン「頼む」
「ひゃっ!?(////)」
フレンさんは後ろから私を抱きしめて、私は身を固くしました。
「フ、フレンさん……!?(////)」
フレン「フレンでいいよ。ユーリ達のことは呼び捨てにしているだろう」
「……」
フレン「頼む、僕と一緒に来てくれ。どうしても君が必要なんだ」
「……ゴメンなさい、フレン。私は……あなたと一緒について行くのは自信がないんです」
フレン「……ユーリについて行くのか」
「……はい。騎士団と一緒にいても、良くないことが解決できません。私にはやるべきことがあるはずですから」
フレン「それが、君が選んだ道なんだね」
「私もユーリと共に旅立ちます。それが、私が選んだ道です」
フレン「……そうか」
フレンは私から身を離して、私は立ち上がりました。
「……私は、たとえユーリが罪人であろうが殺人犯であろうが関係ないんです。私はあの人について行きます。ゴメンなさい、フレン」
私はフレンと別れて、宿に戻りました。
フレン「アスカさん……」
つづく
エステル「私達を助けてくれたのデュークかもしれませんね」
ユーリ「どうだろうな」
エステル「……私、お礼を言ってきます」
ユーリ「やめとけ。そういうのガラじゃねぇだろ、あいつも」
エステル「そうでしょうか……」
ユーリ「ああ。多分な」
「……」
ユーリ「あいつの言ってた満月の子って、前に言ってた凛々の明星の妹だよな」
エステル「ええ……地上満つる黄金の光放つ女神、君の名は満月の子。兄、凛々の明星は空より我らを見る。君は地上に残り、賢母なる大地を未来永劫見守る」
レイヴン「それ、なんか意味あるの?」
エステル「わかりません。でも、ただの伝承ではないのかもしれません」
ユーリ「地上に残り、大地を見守る、ね」
リタ「大地を見守るっていうのはこの世界を支配するってこと?」
カロル「じゃあ、皇帝になる人ってこと?エステルが満月の子なら、それで辻褄が合わない?」
レイヴン「だとすると、代々の皇帝はみんな、フェローに狙われるわな」
エステル「そんな話は聞いたことないです」
カロル「うーん……」
パティ「……なんか難しい話になっとるみたいじゃのう」
レイヴン「そうねぇ、パティちゃんにはちょっと難しい話かもね」
パティ「おっさんにも難しい話じゃのう」
ジュディス「あとであなたにリタがゆっくり話してくれるわ」
リタ「あ、あたし……!?」
ジュディス「今はこれからどうするかを決めたほうがいいんじゃない?」
リタ「あたしはこの街に残る。調べたいことがあるから」
エステル「調べたいことです?」
リタ「澄明の刻晶……聖核のこととかいろいろ。正確にはここにいるあいつに聞きたいことがあるの。アンタらが帰るのならあたしはここでお別れね」
エステル「え!」
「それ……本気ですか?」
ジュディス「そう……残念。砂漠1人で大変だと思うけど頑張って」
リタ「う……そうか……砂漠越えないとダメなんだった」
レイヴン「調べもんの間ぐらい俺らもいていいんでない?聖核のことは俺も興味あるし」
パティ「また砂漠へ行くなら、のんびりと準備でもするのじゃ。もう行き倒れは勘弁なのじゃ」
ユーリ「そうだな。出発は明日にするか。リタ、1日あればいいだろ?」
リタ「ええ。十分よ。あ、ありがと……一応礼言っとく」
ユーリ「はは、どういたしまして。じゃあ明日の朝、街の出口集合な」
カロル「うん。わかった」
【みんなと別れました】
【飛鳥は”アスカの生まれ変わり”の称号を得ました】
私達はしばらくの間、ヨームゲンにいることにしました。
「はぁ〜……」
「飛鳥」
「あ、母さん」
「賢人の家の近くにいた時、話は聞いたよ。あなたは、満月の子に明星の子だったんだね」
「……ええ。母さん、気づいてなかったんですか?私が生まれた時に私が満月の子で明星の子だということを」
「ううん。でも、私が別の世界にいた時に光の精霊アスカと神鳥は融合して消滅していたなんて知らなかった。アスカは神々の島の精霊だけど、本当は満月の子を嫌ってはいなかったんじゃない?あなたは満月の子と明星の子としてテルカ・リュミレースを救ってほしいと……」
「私も、そんな気がしました……」
「ホント、そういうところは、あの人にそっくりね」
「父さん?」
「そうそう。テンションが低いところはあの人にそっくり」
「……母さんは、父さんを愛してるんですね」
「当たり前よ。それ以外に何かあるの?」
「……ずっと母さんと父さんの様子を見てましたから、わかるんです」
「あはは、バレちゃったか。そうそう、あなたに差し入れがあったのよね」
母さんは懐から、袋を取り出して私に渡しました。開けてみると、中にはカステラが入っていました。
「これは……カステラ?」
「そう。子供の頃はこれが好きだったんでしょ?私が作ったの」
「まぁ……ありがとうございます。母さん」
「それとね、父さんが言ってたよ。”頑張って今お前のいる世界を救ったら戻ってこい”って」
「父さん……それに、魔物に遭遇した時、なんで戦わなかったのです?」
「……それは、飛鳥達を産んだ時に私の身体はどんどん衰弱しはじめてるの。これ以上戦ったら危険だって言われたのよ」
「そう、ですか……」
「それじゃ、私はそろそろ帰るね。一さんも心配してるみたいだし」
「え?もう帰るんですか?」
「うん。テルカ・リュミレースはあなたを選んだ。そして、飛鳥の傍には大切なものが存在してるみたいだし、私みたいに頑張ってね」
「……はい!」
母さんは神力を使って、元の世界に帰っていきました。
父さん達も私を心配してくれていたのですね……
ユーリ「アスカ、こんなところにいたのか」
「ユーリ」
ユーリ「ん?何持ってんだ?その袋」
「あ、母さんからお菓子をもらったんですけど、食べます?甘いお菓子ですけど」
ユーリ「サンキュ」
ユーリは私の隣に座って、私は1個のカステラを彼に差し出しました。
ユーリ「……美味いな。これ」
「母さんが作ったお菓子なんです」
そういえば、ユーリは和菓子は初めてでしたっけ?
ユーリ「お前、光の精霊アスカの生まれ変わりで満月の子に明星の子だったんだな」
「はい。あの……ユーリ」
ユーリ「ん?」
「私は光の精霊アスカの生まれ変わりで、おまけに満月の子に明星の子。私も私の家族も知らなかったみたいですけど、私は……私は………」
ユーリ「その精霊がお前に生まれ変わってくれたおかげで、オレ達はアスカに会えたんだ。オレは今のままのアスカが好きだと思うぜ。何せ、強い力を持った可愛い聖女だからな」
「ユーリ……(////)」
ユーリ「ん?顔が赤ぇぞ?」
「い、いえ!違います!これは……日焼けです!砂漠にいましたからね。そう、日焼けです!(////)」
ユーリ「ふーん?」
「な、なんですか?全然信じてませんね」
ユーリ「隠してもわかるっての。本当は照れてんだろ」
「う…………
(////)」ユーリ「飛鳥」
「!? い、今……ユーリが私の名前を漢字で……!」
ユーリ「なんだ?いけなかったのか?」
「い、いえ。ユーリが私の名前を漢字で呼んでくれたのは、嬉しいです。本当は私の名前を漢字で呼んでくれるのは私の元の世界の人々だけでしたから……(////)」
ユーリ「そっか」
ユーリは微笑みながら、私の頭を撫でました。
ユーリ「それじゃ、オレは行くわ。何かあったらオレを呼べよ」
「はい」
そして、ユーリは他の場所へと行ってしまいました。
闘技場でのあの声は、光の精霊アスカの声だったんですね。マンタイクで見たあの夢は、アスカの記憶だったんでしょうか。私は満月の子に明星の子として、やっていけるのでしょうか?
時間が過ぎて、私達は宿屋で休みました。
翌朝
宿屋
「スースー……


」ユーリ「飛鳥、飛鳥、起きろって」
「ん〜……あ、ユーリ。あれ?もう朝なんですか?」
ユーリ「当たり前だっての。何時間経ってると思ってんだ?みんなはもう出入口に集まってるぜ?ま、オレも寝坊しちまったけどな。エステルに言われてお前を起こしにきただけだし」
「えええええっ!?やっちゃいました!ユーリ、行きましょう」
ユーリ「はいはい」
私はユーリを連れて、出入口へと急ぎました。私ってば、寝坊してしまうなんて!
出入口
「ゴメンなさい〜!


」リタ「遅いわよ!」
「すみません。寝坊してしまいました……」
ジュディス「フフッ、気持ちよく寝てたわね。ほら、寝癖」
「あ……
」レイヴン「珍しいわね。アスカちゃんが寝坊するなんて。聖女が寝坊するなんて恥ずかしいわよ」
「うぅ……(////)」
カロル「それじゃあ、マンタイクへ行こう。この人達をマンタイクに連れて帰らなきゃならないし」
【みんなと合流しました】
私達の傍には、アルフくんとライラちゃんの両親がいました。そうですよね、2人で砂漠を越えるのはちょっと……
ヨームゲンを出て砂漠を越えた私達はマンタイクに戻ってきました。でも、そこで良くないことが起きていました。
水と黄砂の街マンタイク
リタ「はぁ〜……やっと帰ってきた。砂漠はもうこりごりだわ……」
カロル「ホントだよ……」
エステル「あれ……人が外に出てる……」
リタ「外出禁止令ってのが、解かれたのかもね」
私達は近づいてみますと、そこにはキュモールがいました。
リタ「キュモール……!」
レイヴン「急いてはことを仕損じるよ」
パティ「うむ、ここは慎重に様子見なのじゃ」
キュモール「ほらほら、早く乗りな。楽しい旅に連れてってあげるんだ、ね?」
男性「私達がいないと子供達は……!
」キュモール「翼のある巨大な魔物を殺して死骸を持ってくれば、お金はやるよ。そうしたら、子供共々楽な生活が送れるんだよ」
男性「お許しください!」
キュモール「知るか!乗れって言ってんだろう、下民どもめ!さっさと行っちゃえ!」
「……ひどい、許せません!」
男性「私達もあんなふうに、砂漠で放り出されたんです」
パティ「どうして自分で乗って行かないのじゃ」
ユーリ「わかってるからだろ、この砂漠が危ないって。オレ達がヤバかったみたいに」
カロル「翼のある巨大な魔物ってフェローのことだよね」
レイヴン「にしても、フェロー捕まえて何しようってんだかね」
ジュディス「それでどうするのかしら?放っておけないのでしょう?」
エステル「私が……」
「エステル、やめといたほうがいいです」
パティ「のじゃ。今は行かないほうがいいと思うのじゃ」
ユーリ「あのバカ、お姫様の言うことも聞きゃあしねぇしな。たとえ飛鳥の言うことでも」
「ええ。このままじゃ、ヘリオードの時と同じになってしまいますね」
エステル「……じゃあ、どうするんです?」
ユーリ「カロル、耳貸せ」
カロルはユーリの傍に来て数秒後、耳打ちが終わってカロルは驚いた顔でユーリを見上げました。な、なんでしょうか?ユーリのアイデアは。
カロル「ええっ?できるけど……道具が……ってもしかして……」
ジュディス「ええ、準備はできてるわよ」
カロル「やっぱりね……
」「用意周到ですね。ジュディス」
そして、カロルは1つのねじ回しを持って前に出ました。
カロル「危なかったら……助けてよ?」
私達はOKして、カロルはキュモール達に見つからないように馬車のほうへと近づきました。
ユーリ「やっぱり拾ったのか?」
ジュディス「前に落ちてたのを、ね。使うこともあるかと思って」
リタ「……変なの」
パティ「なんなのじゃ?」
レイヴン「ともあれ、少年の活躍に期待しようじゃない」
キュモール「ノロノロ、ノロノロと下民どもはまるで亀だね。早く乗っちゃえ!」
騎士「キュモール様、全員馬車に乗りました!」
キュモール「じゃ、君も馬車に乗りな」
騎士「え、わ、私も……?」
キュモール「仕事が遅い者には罰を与えないと、ね?」
騎士「キュモール様、お許しを!私には妻と娘が……」
キュモール「君が行かなきゃ、代わりに行くのは……奥さんと娘さん、かな?」
……ひどい、騎士にまであんなことをさせるなんて……!
キュモール「さ、出発だ!」
エステル「カロル……」
ジュディス「大丈夫よ。できる子よ、あの子は」
パティ「うむむ?」
ドゴッ!
すると、馬車が突然傾きました。もしかして、カロルが馬車のネジを回して……!?
キュモール「何してるんだ!?馬車を準備したのは誰!?きーっ!!馬車を直せ!この責任は問うからね!」
リタ「これがガキんちょに授けた知恵ってわけね」
カロルは急いで私達のところに戻ってきました。作戦は大成功、ってところでしょうか。
ユーリ「お疲れさん」
カロル「ふーっ……ドキドキもんだったよ」
リタ「でも、これって、ただの時間稼ぎじゃない」
ジュディス「これが限度ね。私達には」
パティ「ウチらも旅の途中だからの」
ユーリ「騎士団に表だって楯突いたらカロル先生、泣いちまうからな」
レイヴン「俺達、気づかれる前に、隠れたほうがいいんじゃなあい?」
男性「それじゃあ、私達は……」
ユーリ「ああ。ガキに顔見せてやんな。今回みたいにいつも助けが来ると思うなよ」
女性「は、はい。いろいろとありがとうございました」
アルフくんとライラちゃんの両親は2人のところに帰っていきました。
ユーリ「オレらも、宿屋に隠れに行くか」
宿屋
番頭「おおっ……!よくぞご無事で……!……お、お帰りなさいませ
」カロル「……まだ監視されてるんだね」
番頭「お疲れでしょう。ゆっくりお休みくださいませ」
夜
客室
そして……
ユーリ達はキュモールについて客室で話し終わった後に私達は眠ってしまいました。
ユーリ「オレはオレのやり方で……か」
ーーフェニックス……フェニックス、目を覚ましなさい……
「……ん………またアスカの声が………あれ?ユーリは………?」
私は客室から出てみますと、キュモールの姿がありました。そして、キュモールを追っているのは…………ユーリでした。ユーリの手には武器があり、私は2人を追って隠れました。
【みんなと別れました】
キュモール「ま、待て!ボクは悪くないんだ!これは命令なんだよ!仕方なくなんだ!


」ユーリ「だったら命令した奴を恨むんだな」
キュモール「ま、待てっ!こうしよう!ボクの権力で君が犯した罪を帳消しにしてあげるよ!騎士団に戻りたければ、そのように手はずもする!金はたくさんある、金さえあれば、どんな望みでも叶えてあげられる。さあ!望みを言ってごらん!


」キュモールは怯えて命乞いをしますけど、ユーリはその言葉を吐き捨てました。ユーリの怒りは本物でキュモールへの殺意が溢れ出ていました。
ユーリ「オレがお前に望むのは1つだけだ」
キュモール「そ、それはなんだい……?
」瞳が闇に染まったユーリはキュモールを睨みつけたまま、キュモールに近寄りました。
キュモール「や、やめろ……来るな!近づくな、下民が!ボクは騎士団の隊長だよ!そして、いずれ騎士団長になるキュモール様だ!
」キュモールは再び命乞いをしますけど、ユーリはそれでも彼に迫りました。
キュモール「うわあああああっ!」
キュモールは流砂に落ちてしまいました。流砂に落ちれば、もはや助からないでしょう。
キュモール「た、頼む!助けてくれ!
」でも、ユーリはキュモールを助けようとはしませんでした。ユーリは足元にある縄をちらりと見ますけど、その縄をユーリは取ろうとはしませんでした。でも、キュモールは段々砂の中に飲み込まれていきました。
キュモール「ゆ、許してくれ!このままでは!こ、このままではっ!
」ユーリ「お前はその言葉を、今まで何度聞いてきた?」
キュモール「うわああああああっ!」
キュモールはユーリに向かって手を伸ばしましたけど、彼はそのまま流砂に飲み込まれていきました。
それを見た私は、ダングレストで見た時のことを思い出しました。
ユーリはダングレストでラゴウを殺し、そしてマンタイクでキュモールを殺した……
私に再び、ユーリに対しての恐怖が芽生えました。
ユーリの表情がいつもの表情に戻り、誰かが来ました。フレンさんでした……
フレン「街の中は僕の部下が抑えた。もう誰も苦しめない」
ユーリ「そうか、これでまた出世の足がかりになるな」
「……」
ユーリ「オレ、あいつらのところに戻るから」
フレン「ユーリ、あとで話がしたい」
ユーリ「……わかってる」
フレン「湖の側で……待ってる」
ユーリは宿屋に戻ろうとしました。その時、ユーリは咄嗟で足を止めて……
ユーリ「……飛鳥、いるんだろ?」
「……」
木に隠れてた私は姿を現して、ユーリの傍に近寄りました。
ユーリ「……全部、見てたのか」
「……ゴメンなさい。ずっと、見てました」
ユーリ「……悪かったな。怖いモンを見せちまって」
「いいんです。キュモールを殺したことは見なかったことにしますけど、でも……でも………」
ユーリ「……宿に戻るぞ」
「……はい」
私はユーリと一緒に宿屋に戻りました。そして、花火がうち上がって、キュモールの騎士達はフレンさんの騎士達に取り押さえられ、マンタイクの住人達は喜んでいました。
宿屋 客室
カロル「本当はこんなに賑やかな街だったんだね」
ジュディス「ええ。解放されてよかったわ、本当に」
エステル「まさかフレンが来てくれるなんて」
カロル「ホント、嘘みたい」
エステル「でも逃げたキュモールはまたどこかで悪事を働くかもしれません」
カロル「すぐにフレンが捕まえてくれるよ。ね、ユーリ」
ユーリ「……ん、まあ、そうだな」
カロル「……ユーリ……?」
私も黙り込んだままでしたけど、レイヴンは眠ったままでした。しかも、毛布1枚もかけずに。
カロル「レイヴン、風邪引くよ」
「もう……」
私はレイヴンに毛布をかけてあげました。
カロル「アスカ、優しいね」
「……え?えーと……」
ジュディス「子供と一緒になって騒いで疲れたのね。いい歳して」
そして、リタちゃんは宿屋に帰ってきました。どこへ行っていたのでしょうか。
エステル「お帰りなさい」
リタ「もうバカ騒ぎ。まったく呆れるわ」
ジュディス「パティはどうしたのかしら?」
リタ「まだ踊ってるわ。まったくガキってのは……」
カロル「リタも楽しんでたでしょ?ダンス上手だね、リタ」
リタ「うっさい」
リタは赤くなって、カロルにチョップ1発です。リタはレイヴンの様子を見て……
リタ「って……あれ?おっさん寝たの……」
エステル「もう、あっという間でした」
まぁ、子供達と戯れていましたけど。ユーリは立ち上がって……
エステル「ユーリ?」
ユーリ「ちょっとフレンに挨拶、行ってくる」
エステル「?」
ユーリは宿から出て行って、そんな私も立ち上がりました。
エステル「アスカもどこへ行くんです?」
「……ちょっと、ユーリとフレンさんのところにです」
私も宿に出て、ユーリを尾行しました。
湖
フレン「立ってないで座ったらどうだ」
ユーリはフレンさんの隣に座り、私は2人に見つからないように木に隠れました。
ユーリ「話があんだろ」
「……?」
……お話?
フレン「……何故、キュモールを殺した。人が人を裁くなど許されない。法によって裁かれるべきなんだ!」
ユーリ「なら、法はキュモールを裁けたっていうのか!?ラゴウを裁けなかった法が?冗談言うな」
フレン「ユーリ、君は……」
ユーリ「いつだって、法は権力を握る奴の味方じゃねえか」
フレン「だからといって、個人の感覚で善悪を決め人が人を裁いていいはずがない!法が間違っているなら、まずは法を正すことが大切だ。そのために、僕は、今も騎士団にいるんだぞ!」
ユーリ「あいつらが今死んで救われた奴がいるのも事実だ。お前は助かった命に、いつか法を正すから、今は我慢して死ねって言うのか!」
フレン「そうは言わない!」
ユーリ「いるんだよ、世の中には。死ぬまで人を傷つける悪党が。そんな悪党に、弱い連中は一方的に虐げられるだけだ。下町の連中がそうだったろ」
フレン「それでもユーリのやり方は間違っている。そうやって、君の価値観だけで、悪人すべてを裁くつもりか。それはもう罪人の行いだ」
ユーリ「わかってるさ。わかった上で、選んだ。人殺しは罪だ」
フレン「わかっていながら君は手を汚す道を選ぶのか」
ユーリ「選ぶんじゃねえ。もう選んだんだよ」
「…………」
ユーリが選んだ道……?
フレン「それが、君のやり方か」
ユーリ「腹を決めた、と言ったよな」
フレン「ああ、でも、その意味を正しく理解できていなかったみたいだ……騎士として、君の罪を見過ごすことはできない」
そう言ったフレンさんは剣に手をかけました。
「……っ」
私はユーリとフレンさんを止めようとしますと、ソディアさんが駆け寄ってきました。
ソディア「隊長、こちらでしたか」
ソディアさんが駆け寄ってきた時にユーリは立ち去り、フレンさんはソディアさんの傍に近寄りました。
フレン「どうした?」
ソディア「ノードポリカの封鎖、完了しました。それと、魔狩りの剣がどうやら動いているようです。急ぎ、ノードポリカへ」
ノードポリカの封鎖……!?魔狩りの剣が動いています……!?
フレン「…………」
ソディア「隊長?」
フレン「わかった」
ソディア「はい」
ソディアさんは立ち去り、フレンさんはユーリのほうを振り向きますけど、ユーリはいませんでした。
フレン「ユーリ……?」
「……」
フレン「……アスカさん」
「……!」
フレン「隠れてもわかるよ。出てきたらどうだ?」
フレンさんに気づかれた私は姿を現して、フレンさんの傍に行きました。
「……いつから気づいてたんです?」
フレン「ユーリがこっちへ来る時に気づいたよ。立たずに座って話そう」
「はい……」
私とフレンさんは座って、会話をしました。
フレン「……さっきの話、聞いていたんだね」
「はい」
フレン「ユーリがキュモールを殺したことも、全部見たんだね」
「……当たりです」
フレン「……ユーリと一緒にいていいのか?ユーリは、いつか君に刃を向けるかもしれないんだぞ」
「そんなことないです。ユーリはそんなことをする人ではありません。目の前に悪人じゃない人がいれば、ユーリは殺したりしませんし、悪事をやめない悪人がいたら、ユーリは間違いなく殺人を繰り返すでしょう」
フレン「……」
「……」
フレン「アスカさん、せっかくだけど、僕達と一緒に来てもらえないか?」
「え?」
フレン「ユーリに君を任せるわけには、どうしてもいかないんだ。だから、僕と一緒に……」
「……でも…………」
フレン「頼む」
「ひゃっ!?(////)」
フレンさんは後ろから私を抱きしめて、私は身を固くしました。
「フ、フレンさん……!?(////)」
フレン「フレンでいいよ。ユーリ達のことは呼び捨てにしているだろう」
「……」
フレン「頼む、僕と一緒に来てくれ。どうしても君が必要なんだ」
「……ゴメンなさい、フレン。私は……あなたと一緒について行くのは自信がないんです」
フレン「……ユーリについて行くのか」
「……はい。騎士団と一緒にいても、良くないことが解決できません。私にはやるべきことがあるはずですから」
フレン「それが、君が選んだ道なんだね」
「私もユーリと共に旅立ちます。それが、私が選んだ道です」
フレン「……そうか」
フレンは私から身を離して、私は立ち上がりました。
「……私は、たとえユーリが罪人であろうが殺人犯であろうが関係ないんです。私はあの人について行きます。ゴメンなさい、フレン」
私はフレンと別れて、宿に戻りました。
フレン「アスカさん……」
つづく
テーマ : 日記とアニメ・マンガ関連ごちゃまぜ
ジャンル : アニメ・コミック
第32章・明かされる真実
コゴール砂漠
「まったくもう……どうなってんのかな。この砂漠は
」
「本当ですね。明るくなったり暗くなったり……ところで、巴さんは連れてこなかったんです?
」
「巴は元の世界では忙しいから、今日は1人でこの世界に来たの」
レイヴン「ほれ、たらたら歩くと余計疲れるぞ」
カロル「なんで、そんな元気なの……?
」
ユーリ「いるよな、人がバテてる時だけ元気な奴……
」
リタ「ぶっ飛ばしたい……
」
ユーリ「無駄に動くなよ
」
リタ「そんな元気もないわ……ね、あれから声聞こえた?
」
エステル「いえ……全然……
」
「気は、まだまだ遠いようですよ……
」
リタ「ところで、アンタ、こんな砂漠に何しに来てたの?
」
ジュディス「ここの北の方にある山の中の街に住んでたの、私。友達のバウルと一緒に。だから、時々、砂漠の近くまで来てたのよ」
リタ「砂漠に……?」
ジュディス「それにしても何かを探す余裕はなさそうね。これは」
ユーリ「まったくな。自分の命繋ぐのに精一杯だ……
」
カロル「早く何か手がかりを見つけなきゃ……
」
エステル「はい……
」
私達は数々の魔物達と戦いながら、先へと進んでいきました。でも、戦闘に入っても母さんは戦いませんでした。母さんだって、昔は数々の敵と戦ってきましたのに……
カロル「う、もう水がない……
」
ユーリ「全部飲むんじゃねえぞ」
カロル「ありがと、ユーリ」
ユーリは自分の水筒をカロルに差し出しました。……ユーリって、結構優しいんですね。そう思った時、母さんは微笑んでいました。
「へぇ〜……ユーリって、結構優しいんだね。あの2人を見ていると、まるで兄弟みたい」
「そうですか?……そうですよね」
リタ「ちょっと……このへんで……休憩に、しない……?
」
レイヴン「まったくしょうがないねぇ」
「みんな、汗びっしょりだね。大丈夫?」
「……そういう母さんは暑くなくて、汗もかかないなんて羨ましいです……
」
カロル「あ〜!」
カロルは何かを見つけて、自分の水筒を放り投げて何かに飛び込みました。
レイヴン「お?ついに1人壊れた?」
ドボーーーーン!!
リタ「水っ!」
ドボーーーーン!!
リタも何かを見つけて飛び込んでいきました。
エステル「あ、ちょっと、気をつけて、砂に足を取られたら、危ないですよ!」
ユーリ「なんだよ……まだ元気じゃねえか
」
レイヴン「おっさんも行くか!」
ユーリ「みんなして、力の出し惜しみしやがって
」
私達は皆さんの後を追ってみますと、そこには湖がありました。
なんとか助かったみたいですね……
オアシス
リタ「生き返った……」
カロル「ホント、もうダメかと思った……」
レイヴン「おお、おお、これからの未来をしょって立つ若者が情けないね」
リタ「うっさい」
「レイヴン、もっと暑い目に遭いたいの?なんなら、私の火の術で真っ黒焦げにしてあげようかぁ?

」
レイヴン「ひ、ひぃぃ〜〜!そ、それだけはご勘弁を!

」
ユーリ(腹黒い……
)
母さんはレイヴンを見て真っ黒い笑顔を浮かべて、左手を燃やしました。それを見たレイヴンは怖れて母さんから離れました。その様子にユーリは呆れたように溜息をついていました。
カロル「このまま進むのも危険だよね……」
ジュディス「でも、ここで引き返したら、あの子達悲しむわね、きっと」
リタ「とりあえず力の続く限り、行くわよ」
エステル「あわよくば、フェローだって見つかるかもしれないですから」
ユーリ「だな。水場も見つけたしもうしばらくは捜索できるだろ」
レイヴン「毒を食らわば、皿までってことね」
カロル「そっか、そうだよね」
ユーリ「そんなことよりカロル、ちゃんと水筒に水入れたか?」
ジュディス「はい、汲んどいたわ。はい、リタも」
カロル「さっすがジュディス!」
リタ「あ、ありがと……う……」
カロルとリタはジュディスから自分の水筒を受け取りました。そんな母さんも、私の水筒を私に差し出しました。
「はい、飛鳥の分も汲んでおいたよ」
「ありがとうございます!母さん。でも、母さん……喉は渇かないんですか?」
「私は暑いのには平気だから、喉なんて渇かないわよ。それに万が一飛鳥に何かあったら、父さんも心配するでしょ?」
「そうですか……そうですよね」
ユーリ「他は平気だな」
飛鳥&エステル「「はい」」
ラピード&キッド「「ワン!」」
ユーリ「んじゃ、先へ行きますか」
水も汲み終わったところで、私達は捜査を続行しました。
ガサゴソ……ガサゴソ……
レイヴン「おっ……?」
ユーリ「何やってんだ、おっさん」
レイヴン「いやほら、そこなんか変な生き物がいるなーって」
ユーリ「ん……?」
「なんでしょう?これ」
ユーリ「なんだ!?」
ガッサガッサ!!
カロル「うわあああっ!!」
その生き物は泳いできて、ユーリの両足を鷲掴みにしました………って、あれ?
パティ「ユーリなのじゃ!」
エステル「ビ、ビックリした……」
ユーリ「そりゃ、オレのセリフだ。まさか砂ん中で宝探しか?」
パティ「ご名答なのじゃ」
「砂の中でお宝探しなんて、暑くないの?」
パティ「? この者は誰なのじゃ?」
「私の母です。パティ、手を出してください」
私はパティの手を引っ張ってあげました。その時、宝箱が出てきました。
ユーリ「これなんだ?」
パティ「アイフリードが隠した宝なのじゃ」
エステル「これが……?」
カロル「でも、よく砂の中の宝物なんか見つけることできたね」
パティ「冒険家の勘はイルカの右脳よりも鋭いのじゃ」
リタ「勘?非科学的〜」
ジュディス「あら、侮れないわよ、勘って」
ユーリ「まさか、それか?探してたお宝ってのは」
パティ「違うのじゃ。これはガラクタなのじゃ。それにウチはお宝を見つけるのが、目的ではないのじゃ」
エステル「記憶を取り戻す、ですよね?」
パティ「そうなのじゃ、そのためには祖父ちゃんのお宝の麗しの星を見つけるのじゃ」
ユーリ「んで?まだその記憶とやらは戻ってこないのか?」
パティ「うむ。そのようなのじゃ。でも、ウチの旅はまだまだこれからなのじゃ」
レイヴン「立ち直りの早い子だねえ」
ジュディス「あら?私はそういう子のほうが好きよ?」
レイヴン「お?俺様もそうだけど?」
「しっかり者なんだね。パティって」
パティ「む?アスカが2人……!?アスカ、いつのまに2人になったのじゃ?」
「違いますよ。この方は私の母です」
「私は桜。人間での名前は静っていうけど、よろしくね。パティ」
リタ「ねぇ、こんなところでお喋りしてたら、行き倒れになるわよ」
ユーリ「……だな」
エステル「パティも一緒に行きましょう」
パティ「む?宝探しの続きがあるんじゃがの」
リタ「ごちゃごちゃ言わないでついてくる」
【パティがパーティに加わりました】
私達はパティを連れて、子供達の両親の捜査を続行しました。
そして……
カロル「あそこにいるのは……!」
ユーリ「行くぞ!」
男性と女性がぐったりと倒れていて、私達はその2人に駆け寄りました。
カロル「だ、大丈夫!?」
キラン

エステルは治癒術で男性を癒してあげますと男性は目を覚ましました。
男性「うぅっ……あ、あなた方……」
エステル「楽になりました?」
男性「ああ……妻は、妻は……」
カロル「この人、かな……?ここにいるよ」
キラン

エステルは女性にも治癒術をかけてあげて、女性は起き上がりました。
エステル「まだじっとしていてください」
女性「み、水を……」
私達は男性と女性に水筒を貸してあげて、男性と女性は水を飲みました。
男性「ぷは〜、生き返るな〜」
女性「ええ、潤ってきたわ〜」
男性「ありがとうございます!」
女性「あなた方のおかげで、命拾いをしました……あなた方は私達の救い主です」
エステル「そ、そんな……」
ユーリ「安心するのは、生きて帰れてからだ」
パティ「何、なんとかなるのじゃ」
「そうだよね」
リタ「この状況でそのセリフ言えるなんてアンタ上等だわ」
男性「お礼を……といっても、今は何も持ち合わせがなくて……」
ユーリ「ああ、いいっていいって、そんなの」
男性「いえ、そういうわけにはいきません。是非、お礼にマンタイクまで取りに来てください」
リタ「マンタイク……?」
ジュディス「あなた達、もしかしてアルフとライラの両親かしら?」
男性「え、ええ、そうです!」
女性「もしかして、マンタイクであの子達に……?」
エステル「ええ、会いました」
カロル「お父さんとお母さんのこと、心配してたよ」
ジュディス「探しに行こうとまでしてたわ」
男性「ああ……こうしちゃいられない。早く戻らないと……」
ジュディス「焦らないで。2人だけで帰れると思う?」
「そうですよ。この辺りには魔物がうろついてますし、また倒れたらどうするのです?それでも2人だけで戻れるとでも?」
男性「そ、それは……無理です……ね
」
レイヴン「ちょっと落ち着いて、ね」
パティ「そうなのじゃ、少しこの辺りで横になるのじゃ」
エステル「ちょっとパティ、それは落ち着きすぎ……
」
リリィ……ン……
「……!?」
男性「こんな砂漠に……鳥?」
カロル「近くない……?」
レイヴン「この先みたいねぇ」
ユーリ「ようやくご対面か。干からびるとこだったぜ」
エステル「お2人も一緒に」
男性「は、はい……」
ユーリ「つかず離れずでな。戦いになったら邪魔になる」
女性「わ、わかりました」
私達はアルフくんとライラちゃんの両親を連れて、フェローのいるところへ行ってみることにしました。
でも、その時……何かイヤな予感がしたのです。
リリィ……ン……
ジュディス「何かおかしい……気をつけて」
フェロロロロロロ……
「な、なんかこれ……フェローの声じゃありません」
エステル「フェローじゃない……」
ユーリ「ああ……声の調子が変わりやがったな」
カロル「あ、あれ……!」
私達の目の前に、なんだか気持ち悪い魔物が現れました。
「な、なんですか!?あれは」
リタ「何!?気持ち悪っ!」
パティ「囮を使っての不意打ちとは卑怯な魔物なのじゃ」
カロル「あんな魔物……ボク知らない……
」
ジュディス「魔物じゃないわね、あれは」
レイヴン「魔物じゃなかったら、何よ!?」
ラピード「ワン!ワン!ワン!」
ユーリ「ラピードがビビるなんて……ヤバそうだな……」
キッド「ウー……ワン!」
カロル「に、逃げよう……!」
エステル「こっちに来ます!」
ユーリ「ちっ、やるしかねぇってことか。アンタ達は離れてろよ!」
「さぁ、2人とも。こっちですよ」
母さんはアルフくんとライラちゃんの両親を連れて、私達から離れました。
ーー戦闘ーー
ターゲット・アウト・ブレーカー
戦闘参加・飛鳥、ユーリ、エステル、ジュディス
ユーリ「な、なんだよ、こいつは!?」
「なんか気持ち悪いです!」
エステル「できれば関わりたくないです…」
ジュディス「やるしか、ないわね」
「虎牙破斬!!」
ユーリ「蒼破牙王撃っ!」
すると、化け物は口から玉みたいなものを出しますと、いきなり夜になりました。
「!? 皆さん、あの化け物の口から出た玉を狙ってください!奴が玉を出した瞬間に攻撃をお願いします!」
ユーリ「了解!」
ジュディス「OKよ」
私達はそのまま化け物に攻撃し、化け物が口から玉を出した瞬間に私達は攻撃しました。
そして……あまりにも暑くて、なんとか勝てましたけど……
ユーリ「倒しはしたものの…
」
エステル「もうヘトヘト…
」
「もうイヤです〜……
」
ーー戦闘終了ーー
フェロロロロロロ……
その時、化け物は私達の前で消えてしまいました。
ユーリ「消えた……?」
化け物が消えた後、空から1つの羽根がヒラヒラと落ちてきました。
エステル「これは……?」
カロル「はあ……ボク、もうダメ……
」
エステル「リタ……カロル……」
カロルとリタが突然倒れて、エステルも倒れてしまいました。
パティ「サザエのつぼ焼き……よりも……グツグツグラグラ熱……
」
レイヴン「さすがの俺様も、もう限界……
」
カロルとリタとエステルだけではなく、ジュディスもパティもラピードもレイヴンまで倒れてしまいました。
ユーリ「……こりゃ、やべえ……
」
それどころか、ユーリまで倒れてしまいました。
キッド「ワゥ〜……
」
「……ユーリ……皆さん…………
」
皆さんと同じくヘトヘトの状態でした私とキッドもそのまま倒れてしまいました。
……どうしましょう……私達はこのまま、暑い砂漠の中で死んじゃうのですか……?
ユーリ「……なんだ。街……?
……カドスの喉笛ん時の……」
……私とユーリは、ちょっとだけ目を開けてみますと、カドスの喉笛で会った魔物らしきものが降りてきました……
ユーリ「……はっ……オレ食って……腹でも……壊しやがれ……」
古幕の郷ヨームゲン
賢人の家 部屋
「うぅ……ん………」
デューク「目が覚めたか」
「デュークさん!?あの……私は………」
デューク「デュークでいい」
「デューク、皆さんは?私の仲間は?」
デューク「心配することはない。お前の仲間は宿で眠っている」
「よかったです……」
居間
「あの……デューク」
デューク「なんだ?」
「あなたに聞きたいことがあるのです。私が何者なのか、それを教えてほしいのです。私が思い出しても、頭痛のせいで思い出すことができないのです。
教えてください。デューク」
デューク「……」
デュークは後ろを向いて黙りました。すると、この家の扉が開いて入ってきたのはユーリ達でした。
ユーリ「邪魔するぜ」
「ユーリ、皆さん」
ユーリ「? アスカ、無事だったんだな」
「はい」
デュークはユーリ達のほうを向きますと、ユーリ達は驚いた顔をしました。
ユーリ「!」
カロル「え……この人が……?」
リタ「アンタは……」
パティ「誰なのじゃ?」
ユーリ「ここに来るまで何度か会ったってだけだよ」
デューク「お前達……どうやってここへ来た?」
ユーリ「どうやってって、足で歩いて、砂漠を越えて、だよ」
デューク「……なるほど……だが、一体……?」
エステル「…………?」
デューク「いや……ここに何をしに来た?」
ユーリ「こいつについて、ちょっとな」
ユーリはデュークにキラキラ光る石を見せました。
「これは……?」
リタ「澄明の刻晶よ。あの箱の中身にはそれが入ってたの」
「これが澄明の刻晶ですか。綺麗……」
デューク「わざわざ、悪いことをした」
ユーリ「いや……まあ成り行きだしな」
デューク「そうか……だとするなら奇跡だな」
リタ「アンタ、結界魔導器作るって言ってるそうじゃない。賢人気取るのもいいけど、魔導器を作るのはやめなさい。そんな魔核じゃない怪しいもの使って結界魔導器を作るなんて……」
デューク「魔核ではないが、魔核と同じエアルの塊だ。術式が刻まれていないだけのこと」
リタ「術式が刻まれていない魔核……?どういうこと!?」
デューク「一般的には聖核と呼ばれている。澄明の刻晶はその1つだ」
レイヴン「これが聖核……!?」
パティ「おっさんが探してるお宝かの?」
デューク「それに、賢人は私ではない」
リタ「え……?」
デュークはユーリから澄明の刻晶を受け取り、そして床に置きました。
デューク「彼の者はもう死んだ」
ユーリ「そりゃ、困ったな。そしたら、そいつ、アンタには渡せねぇんだけど」
デューク「そうだな、私には、そして人の世にも必要ないものだ」
デュークは剣を翳して…………って、ええええっ!?
レイヴン「あ〜、何すんの!待て待て待て!

」
ゴォォォォ……!
デュークが剣を翳すと、突然光が溢れ出てきて、止むと澄明の刻晶は跡形もなく消えてしまいました。
「消えました……!?」
リタ「これ、ケーブ・モックで見た現象と同じ!?」
レイヴン「あっちゃ〜。せっかくの聖核を
」
「これには、何か理由があるんですね」
デューク「聖核は人の世に混乱をもたらす。エアルに還したほうがいい」
リタ「……エアルに還す?今の、本当にそれだけ……」
ユーリ「おいおい、だからって壊すことはねえだろ」
パティ「せっかくのお宝に乱暴なことをする御仁なのじゃ」
エステル「澄明の刻晶は……いえ、聖核は、この街を魔物から救うために必要なものだったんじゃないんです?」
デューク「この街に、結界も救いも不要だ。ここは悠久の平穏が約束されているのだから」
ユーリ「確かにのどかなとこだけどな」
エステル「でも、フェローのような魔物も近くにいるんですよ」
デューク「何故、フェローのことを知っている」
ユーリ「そりゃ、こっちのセリフだ。アンタも知ってんだな」
デューク「…」
エステル「知っていることを教えてくれませんか?私、フェローに忌まわしき毒だと言われました」
デューク「! ……なるほど」
エステル「何か知ってるんですね?」
デューク「この世界には始祖の隷長が忌み嫌う力の使い手がいる」
エステル「それが、私……?」
ジュディス「…」
デューク「その力の使い手を満月の子という」
エステル「……満月の子って伝承の……もしかして……始祖の隷長っていうのはフェローのこと、ですか……?」
デューク「そのとおりだ」
エステル「どうしてその始祖の隷長は私を……満月の子を嫌うんです?始祖の隷長が忌み嫌う満月の子の力ってなんのことですか?」
デューク「真意は始祖の隷長本人の心の内。始祖の隷長に直接聞くしか、それを知る方法、はない」
エステル「やっぱりフェローに会って直接聞くしかないってことですか?」
デューク「フェローに会ったところで、満月の子は消されるだけ。愚かなことはやめるがいい」
エステル「でも……!」
リタ「エステル、もうやめとこう」
「……」
デューク「聖女、聞きたいことがあるのだろう」
「はい」
ユーリ「なんだ?聞きたいことって」
デューク「始祖の隷長の他に、満月の子を忌み嫌う力の使い手がいる」
「満月の子を忌み嫌う力の使い手?」
デューク「その力の使い手は、明星の子」
「あかぼしの…こ?」
エステル「明星の子って、どういうことです?」
デューク「明星の子は本来、神々の島の祈り子だったが、人魔戦争ですべての明星の子が滅んだ。そして、神々の島の光の精霊が災厄からこの世界を救うと決心して神の世界に飛び、神鳥と融合して消滅した」
エステル「光の精霊がフェニックスと融合して消滅……?」
デューク「消滅した光の精霊と神鳥は満月の子と明星の子として1人の女に転生し、彼女が成人するまで彼女の中で眠りについた」
エステル「光の精霊とフェニックスが満月の子と明星の子として彼女に転生……?」
カロル「転生した人って、どこに?」
デューク「お前達の傍にずっといる」
………………………………
カロル「え?えええええええっ!?
」
デュークの言葉を聞いたユーリ達は私のほうを見ました。
リタ「まさか……アンタが?」
エステル「アスカが満月の子で明星の子……!?」
パティ「ど、どういうことなのじゃ……!?」
「わ、私が……満月の子に明星の子……!?」
デューク「神々の島は本来、明星の子、始祖の隷長、精霊が集う島だった。だが、人魔戦争で今は明星の子も精霊もおらず、始祖の隷長もほとんどいない。聖女の中で眠っていた光の精霊は目覚めはじめているだろう」
…………まさか、神々の島の神々って、始祖の隷長と精霊のことだったのでしょうか?
マンタイクで見た夢は、光の精霊の記憶……!?
「……満月の子と明星の子の力は、どこが違うのですか?光の精霊って、一体……」
デューク「満月の子は光の属性の魔術を使い、明星の子は光以外の属性の魔術を使う。そして、光の精霊の名は…………アスカ」
「アスカ……!?」
デューク「そうだ。それが光の精霊の名だ」
アスカ……!?私の名前と同じです……!
デューク「お前がアスカの生まれ変わりであれば、お前の中に聖核があるはず。そうであろう、神々の島の始祖の隷長クリスティーナ」
キッド『……はい』
カロル「えっ!?キッドは神々の島の始祖の隷長だったの!?」
キッド『はい。隠すつもりはありませんでしたけど、すみません。ですが、アスカの体内に聖核があることは真実です』
カロル「アスカの体内にある聖核って、どんなものなの?」
レイヴン「なんなら取り出して、見てみる?」
キッド『それはいけません!』
レイヴン「どうしてよ?」
デューク「聖女の体内にある聖核は心臓となっている。体内から聖核を取り出せば、聖女はやがて心を失い、そして……」
ユーリ「放っておけば死ぬってことか」
デューク「そのとおりだ。そして、成人した聖女は災厄の力の一部でテルカ・リュミレースにやってきたのだろう」
「……はい」
パティ「ここにいるアスカは神の賜物なのじゃな」
「……」
デューク「私が知っているお前についてはこれだけだ」
ユーリ「アスカ……」
闘技場で私がリタに向かって祈った時のあれは、強力な力を与えること?キッドが私に武醒魔導器を託したのも、私が武醒魔導器で魔術を使ってるように見せかけたため?エアルクレーネにいた時、私だけ苦しんでいなかったのは私が明星の子だったから?
ダリスは私が満月の子であることを知っていながら私に襲いかかってましたけど、私の中にいる光の精霊を感じ取ったのかもしれません。明星の子の私は満月の子のエステルを嫌ってるんでしょうか……
カロル「ね、始祖の隷長って前に遺構の門(ルーインズゲート)のラーギィ……イエガーも言ってたよね」
レイヴン「ノードポリカを作った古い一族、だっけ」
リタ「フェローがノードポリカを?そんなわけないじゃない」
デューク「立ち去れ。もはやここには用はなかろう」
リタ「待って!あたしもアンタに聞きたいことがある。エアルクレーネでアンタ何してたの?アンタ、何者よ、その剣は何!?」
デューク「お前達に理解できることではない。また理解も求めぬ。去れ。もはや語ることはない」
リタ「ちょっ何よそれ!」
飛鳥&ユーリ「「リタ」」
リタはなんとか落ち着いてくれて、私達はこの家から出ました。
つづく
「まったくもう……どうなってんのかな。この砂漠は
」「本当ですね。明るくなったり暗くなったり……ところで、巴さんは連れてこなかったんです?
」「巴は元の世界では忙しいから、今日は1人でこの世界に来たの」
レイヴン「ほれ、たらたら歩くと余計疲れるぞ」
カロル「なんで、そんな元気なの……?
」ユーリ「いるよな、人がバテてる時だけ元気な奴……
」リタ「ぶっ飛ばしたい……
」ユーリ「無駄に動くなよ
」リタ「そんな元気もないわ……ね、あれから声聞こえた?
」エステル「いえ……全然……
」「気は、まだまだ遠いようですよ……
」リタ「ところで、アンタ、こんな砂漠に何しに来てたの?
」ジュディス「ここの北の方にある山の中の街に住んでたの、私。友達のバウルと一緒に。だから、時々、砂漠の近くまで来てたのよ」
リタ「砂漠に……?」
ジュディス「それにしても何かを探す余裕はなさそうね。これは」
ユーリ「まったくな。自分の命繋ぐのに精一杯だ……
」カロル「早く何か手がかりを見つけなきゃ……
」エステル「はい……
」私達は数々の魔物達と戦いながら、先へと進んでいきました。でも、戦闘に入っても母さんは戦いませんでした。母さんだって、昔は数々の敵と戦ってきましたのに……
カロル「う、もう水がない……
」ユーリ「全部飲むんじゃねえぞ」
カロル「ありがと、ユーリ」
ユーリは自分の水筒をカロルに差し出しました。……ユーリって、結構優しいんですね。そう思った時、母さんは微笑んでいました。
「へぇ〜……ユーリって、結構優しいんだね。あの2人を見ていると、まるで兄弟みたい」
「そうですか?……そうですよね」
リタ「ちょっと……このへんで……休憩に、しない……?
」レイヴン「まったくしょうがないねぇ」
「みんな、汗びっしょりだね。大丈夫?」
「……そういう母さんは暑くなくて、汗もかかないなんて羨ましいです……
」カロル「あ〜!」
カロルは何かを見つけて、自分の水筒を放り投げて何かに飛び込みました。
レイヴン「お?ついに1人壊れた?」
ドボーーーーン!!
リタ「水っ!」
ドボーーーーン!!
リタも何かを見つけて飛び込んでいきました。
エステル「あ、ちょっと、気をつけて、砂に足を取られたら、危ないですよ!」
ユーリ「なんだよ……まだ元気じゃねえか
」レイヴン「おっさんも行くか!」
ユーリ「みんなして、力の出し惜しみしやがって
」私達は皆さんの後を追ってみますと、そこには湖がありました。
なんとか助かったみたいですね……
オアシス
リタ「生き返った……」
カロル「ホント、もうダメかと思った……」
レイヴン「おお、おお、これからの未来をしょって立つ若者が情けないね」
リタ「うっさい」
「レイヴン、もっと暑い目に遭いたいの?なんなら、私の火の術で真っ黒焦げにしてあげようかぁ?


」レイヴン「ひ、ひぃぃ〜〜!そ、それだけはご勘弁を!


」ユーリ(腹黒い……
)母さんはレイヴンを見て真っ黒い笑顔を浮かべて、左手を燃やしました。それを見たレイヴンは怖れて母さんから離れました。その様子にユーリは呆れたように溜息をついていました。
カロル「このまま進むのも危険だよね……」
ジュディス「でも、ここで引き返したら、あの子達悲しむわね、きっと」
リタ「とりあえず力の続く限り、行くわよ」
エステル「あわよくば、フェローだって見つかるかもしれないですから」
ユーリ「だな。水場も見つけたしもうしばらくは捜索できるだろ」
レイヴン「毒を食らわば、皿までってことね」
カロル「そっか、そうだよね」
ユーリ「そんなことよりカロル、ちゃんと水筒に水入れたか?」
ジュディス「はい、汲んどいたわ。はい、リタも」
カロル「さっすがジュディス!」
リタ「あ、ありがと……う……」
カロルとリタはジュディスから自分の水筒を受け取りました。そんな母さんも、私の水筒を私に差し出しました。
「はい、飛鳥の分も汲んでおいたよ」
「ありがとうございます!母さん。でも、母さん……喉は渇かないんですか?」
「私は暑いのには平気だから、喉なんて渇かないわよ。それに万が一飛鳥に何かあったら、父さんも心配するでしょ?」
「そうですか……そうですよね」
ユーリ「他は平気だな」
飛鳥&エステル「「はい」」
ラピード&キッド「「ワン!」」
ユーリ「んじゃ、先へ行きますか」
水も汲み終わったところで、私達は捜査を続行しました。
ガサゴソ……ガサゴソ……
レイヴン「おっ……?」
ユーリ「何やってんだ、おっさん」
レイヴン「いやほら、そこなんか変な生き物がいるなーって」
ユーリ「ん……?」
「なんでしょう?これ」
ユーリ「なんだ!?」
ガッサガッサ!!
カロル「うわあああっ!!」
その生き物は泳いできて、ユーリの両足を鷲掴みにしました………って、あれ?
パティ「ユーリなのじゃ!」
エステル「ビ、ビックリした……」
ユーリ「そりゃ、オレのセリフだ。まさか砂ん中で宝探しか?」
パティ「ご名答なのじゃ」
「砂の中でお宝探しなんて、暑くないの?」
パティ「? この者は誰なのじゃ?」
「私の母です。パティ、手を出してください」
私はパティの手を引っ張ってあげました。その時、宝箱が出てきました。
ユーリ「これなんだ?」
パティ「アイフリードが隠した宝なのじゃ」
エステル「これが……?」
カロル「でも、よく砂の中の宝物なんか見つけることできたね」
パティ「冒険家の勘はイルカの右脳よりも鋭いのじゃ」
リタ「勘?非科学的〜」
ジュディス「あら、侮れないわよ、勘って」
ユーリ「まさか、それか?探してたお宝ってのは」
パティ「違うのじゃ。これはガラクタなのじゃ。それにウチはお宝を見つけるのが、目的ではないのじゃ」
エステル「記憶を取り戻す、ですよね?」
パティ「そうなのじゃ、そのためには祖父ちゃんのお宝の麗しの星を見つけるのじゃ」
ユーリ「んで?まだその記憶とやらは戻ってこないのか?」
パティ「うむ。そのようなのじゃ。でも、ウチの旅はまだまだこれからなのじゃ」
レイヴン「立ち直りの早い子だねえ」
ジュディス「あら?私はそういう子のほうが好きよ?」
レイヴン「お?俺様もそうだけど?」
「しっかり者なんだね。パティって」
パティ「む?アスカが2人……!?アスカ、いつのまに2人になったのじゃ?」
「違いますよ。この方は私の母です」
「私は桜。人間での名前は静っていうけど、よろしくね。パティ」
リタ「ねぇ、こんなところでお喋りしてたら、行き倒れになるわよ」
ユーリ「……だな」
エステル「パティも一緒に行きましょう」
パティ「む?宝探しの続きがあるんじゃがの」
リタ「ごちゃごちゃ言わないでついてくる」
【パティがパーティに加わりました】
私達はパティを連れて、子供達の両親の捜査を続行しました。
そして……
カロル「あそこにいるのは……!」
ユーリ「行くぞ!」
男性と女性がぐったりと倒れていて、私達はその2人に駆け寄りました。
カロル「だ、大丈夫!?」
キラン


エステルは治癒術で男性を癒してあげますと男性は目を覚ましました。
男性「うぅっ……あ、あなた方……」
エステル「楽になりました?」
男性「ああ……妻は、妻は……」
カロル「この人、かな……?ここにいるよ」
キラン


エステルは女性にも治癒術をかけてあげて、女性は起き上がりました。
エステル「まだじっとしていてください」
女性「み、水を……」
私達は男性と女性に水筒を貸してあげて、男性と女性は水を飲みました。
男性「ぷは〜、生き返るな〜」
女性「ええ、潤ってきたわ〜」
男性「ありがとうございます!」
女性「あなた方のおかげで、命拾いをしました……あなた方は私達の救い主です」
エステル「そ、そんな……」
ユーリ「安心するのは、生きて帰れてからだ」
パティ「何、なんとかなるのじゃ」
「そうだよね」
リタ「この状況でそのセリフ言えるなんてアンタ上等だわ」
男性「お礼を……といっても、今は何も持ち合わせがなくて……」
ユーリ「ああ、いいっていいって、そんなの」
男性「いえ、そういうわけにはいきません。是非、お礼にマンタイクまで取りに来てください」
リタ「マンタイク……?」
ジュディス「あなた達、もしかしてアルフとライラの両親かしら?」
男性「え、ええ、そうです!」
女性「もしかして、マンタイクであの子達に……?」
エステル「ええ、会いました」
カロル「お父さんとお母さんのこと、心配してたよ」
ジュディス「探しに行こうとまでしてたわ」
男性「ああ……こうしちゃいられない。早く戻らないと……」
ジュディス「焦らないで。2人だけで帰れると思う?」
「そうですよ。この辺りには魔物がうろついてますし、また倒れたらどうするのです?それでも2人だけで戻れるとでも?」
男性「そ、それは……無理です……ね
」レイヴン「ちょっと落ち着いて、ね」
パティ「そうなのじゃ、少しこの辺りで横になるのじゃ」
エステル「ちょっとパティ、それは落ち着きすぎ……
」リリィ……ン……
「……!?」
男性「こんな砂漠に……鳥?」
カロル「近くない……?」
レイヴン「この先みたいねぇ」
ユーリ「ようやくご対面か。干からびるとこだったぜ」
エステル「お2人も一緒に」
男性「は、はい……」
ユーリ「つかず離れずでな。戦いになったら邪魔になる」
女性「わ、わかりました」
私達はアルフくんとライラちゃんの両親を連れて、フェローのいるところへ行ってみることにしました。
でも、その時……何かイヤな予感がしたのです。
リリィ……ン……
ジュディス「何かおかしい……気をつけて」
フェロロロロロロ……
「な、なんかこれ……フェローの声じゃありません」
エステル「フェローじゃない……」
ユーリ「ああ……声の調子が変わりやがったな」
カロル「あ、あれ……!」
私達の目の前に、なんだか気持ち悪い魔物が現れました。
「な、なんですか!?あれは」
リタ「何!?気持ち悪っ!」
パティ「囮を使っての不意打ちとは卑怯な魔物なのじゃ」
カロル「あんな魔物……ボク知らない……
」ジュディス「魔物じゃないわね、あれは」
レイヴン「魔物じゃなかったら、何よ!?」
ラピード「ワン!ワン!ワン!」
ユーリ「ラピードがビビるなんて……ヤバそうだな……」
キッド「ウー……ワン!」
カロル「に、逃げよう……!」
エステル「こっちに来ます!」
ユーリ「ちっ、やるしかねぇってことか。アンタ達は離れてろよ!」
「さぁ、2人とも。こっちですよ」
母さんはアルフくんとライラちゃんの両親を連れて、私達から離れました。
ーー戦闘ーー
ターゲット・アウト・ブレーカー
戦闘参加・飛鳥、ユーリ、エステル、ジュディス
ユーリ「な、なんだよ、こいつは!?」
「なんか気持ち悪いです!」
エステル「できれば関わりたくないです…」
ジュディス「やるしか、ないわね」
「虎牙破斬!!」
ユーリ「蒼破牙王撃っ!」
すると、化け物は口から玉みたいなものを出しますと、いきなり夜になりました。
「!? 皆さん、あの化け物の口から出た玉を狙ってください!奴が玉を出した瞬間に攻撃をお願いします!」
ユーリ「了解!」
ジュディス「OKよ」
私達はそのまま化け物に攻撃し、化け物が口から玉を出した瞬間に私達は攻撃しました。
そして……あまりにも暑くて、なんとか勝てましたけど……
ユーリ「倒しはしたものの…
」エステル「もうヘトヘト…
」「もうイヤです〜……
」ーー戦闘終了ーー
フェロロロロロロ……
その時、化け物は私達の前で消えてしまいました。
ユーリ「消えた……?」
化け物が消えた後、空から1つの羽根がヒラヒラと落ちてきました。
エステル「これは……?」
カロル「はあ……ボク、もうダメ……
」エステル「リタ……カロル……」
カロルとリタが突然倒れて、エステルも倒れてしまいました。
パティ「サザエのつぼ焼き……よりも……グツグツグラグラ熱……
」レイヴン「さすがの俺様も、もう限界……
」カロルとリタとエステルだけではなく、ジュディスもパティもラピードもレイヴンまで倒れてしまいました。
ユーリ「……こりゃ、やべえ……
」それどころか、ユーリまで倒れてしまいました。
キッド「ワゥ〜……
」「……ユーリ……皆さん…………
」皆さんと同じくヘトヘトの状態でした私とキッドもそのまま倒れてしまいました。
……どうしましょう……私達はこのまま、暑い砂漠の中で死んじゃうのですか……?
ユーリ「……なんだ。街……?
……カドスの喉笛ん時の……」
……私とユーリは、ちょっとだけ目を開けてみますと、カドスの喉笛で会った魔物らしきものが降りてきました……
ユーリ「……はっ……オレ食って……腹でも……壊しやがれ……」
古幕の郷ヨームゲン
賢人の家 部屋
「うぅ……ん………」
デューク「目が覚めたか」
「デュークさん!?あの……私は………」
デューク「デュークでいい」
「デューク、皆さんは?私の仲間は?」
デューク「心配することはない。お前の仲間は宿で眠っている」
「よかったです……」
居間
「あの……デューク」
デューク「なんだ?」
「あなたに聞きたいことがあるのです。私が何者なのか、それを教えてほしいのです。私が思い出しても、頭痛のせいで思い出すことができないのです。
教えてください。デューク」
デューク「……」
デュークは後ろを向いて黙りました。すると、この家の扉が開いて入ってきたのはユーリ達でした。
ユーリ「邪魔するぜ」
「ユーリ、皆さん」
ユーリ「? アスカ、無事だったんだな」
「はい」
デュークはユーリ達のほうを向きますと、ユーリ達は驚いた顔をしました。
ユーリ「!」
カロル「え……この人が……?」
リタ「アンタは……」
パティ「誰なのじゃ?」
ユーリ「ここに来るまで何度か会ったってだけだよ」
デューク「お前達……どうやってここへ来た?」
ユーリ「どうやってって、足で歩いて、砂漠を越えて、だよ」
デューク「……なるほど……だが、一体……?」
エステル「…………?」
デューク「いや……ここに何をしに来た?」
ユーリ「こいつについて、ちょっとな」
ユーリはデュークにキラキラ光る石を見せました。
「これは……?」
リタ「澄明の刻晶よ。あの箱の中身にはそれが入ってたの」
「これが澄明の刻晶ですか。綺麗……」
デューク「わざわざ、悪いことをした」
ユーリ「いや……まあ成り行きだしな」
デューク「そうか……だとするなら奇跡だな」
リタ「アンタ、結界魔導器作るって言ってるそうじゃない。賢人気取るのもいいけど、魔導器を作るのはやめなさい。そんな魔核じゃない怪しいもの使って結界魔導器を作るなんて……」
デューク「魔核ではないが、魔核と同じエアルの塊だ。術式が刻まれていないだけのこと」
リタ「術式が刻まれていない魔核……?どういうこと!?」
デューク「一般的には聖核と呼ばれている。澄明の刻晶はその1つだ」
レイヴン「これが聖核……!?」
パティ「おっさんが探してるお宝かの?」
デューク「それに、賢人は私ではない」
リタ「え……?」
デュークはユーリから澄明の刻晶を受け取り、そして床に置きました。
デューク「彼の者はもう死んだ」
ユーリ「そりゃ、困ったな。そしたら、そいつ、アンタには渡せねぇんだけど」
デューク「そうだな、私には、そして人の世にも必要ないものだ」
デュークは剣を翳して…………って、ええええっ!?
レイヴン「あ〜、何すんの!待て待て待て!


」ゴォォォォ……!
デュークが剣を翳すと、突然光が溢れ出てきて、止むと澄明の刻晶は跡形もなく消えてしまいました。
「消えました……!?」
リタ「これ、ケーブ・モックで見た現象と同じ!?」
レイヴン「あっちゃ〜。せっかくの聖核を
」「これには、何か理由があるんですね」
デューク「聖核は人の世に混乱をもたらす。エアルに還したほうがいい」
リタ「……エアルに還す?今の、本当にそれだけ……」
ユーリ「おいおい、だからって壊すことはねえだろ」
パティ「せっかくのお宝に乱暴なことをする御仁なのじゃ」
エステル「澄明の刻晶は……いえ、聖核は、この街を魔物から救うために必要なものだったんじゃないんです?」
デューク「この街に、結界も救いも不要だ。ここは悠久の平穏が約束されているのだから」
ユーリ「確かにのどかなとこだけどな」
エステル「でも、フェローのような魔物も近くにいるんですよ」
デューク「何故、フェローのことを知っている」
ユーリ「そりゃ、こっちのセリフだ。アンタも知ってんだな」
デューク「…」
エステル「知っていることを教えてくれませんか?私、フェローに忌まわしき毒だと言われました」
デューク「! ……なるほど」
エステル「何か知ってるんですね?」
デューク「この世界には始祖の隷長が忌み嫌う力の使い手がいる」
エステル「それが、私……?」
ジュディス「…」
デューク「その力の使い手を満月の子という」
エステル「……満月の子って伝承の……もしかして……始祖の隷長っていうのはフェローのこと、ですか……?」
デューク「そのとおりだ」
エステル「どうしてその始祖の隷長は私を……満月の子を嫌うんです?始祖の隷長が忌み嫌う満月の子の力ってなんのことですか?」
デューク「真意は始祖の隷長本人の心の内。始祖の隷長に直接聞くしか、それを知る方法、はない」
エステル「やっぱりフェローに会って直接聞くしかないってことですか?」
デューク「フェローに会ったところで、満月の子は消されるだけ。愚かなことはやめるがいい」
エステル「でも……!」
リタ「エステル、もうやめとこう」
「……」
デューク「聖女、聞きたいことがあるのだろう」
「はい」
ユーリ「なんだ?聞きたいことって」
デューク「始祖の隷長の他に、満月の子を忌み嫌う力の使い手がいる」
「満月の子を忌み嫌う力の使い手?」
デューク「その力の使い手は、明星の子」
「あかぼしの…こ?」
エステル「明星の子って、どういうことです?」
デューク「明星の子は本来、神々の島の祈り子だったが、人魔戦争ですべての明星の子が滅んだ。そして、神々の島の光の精霊が災厄からこの世界を救うと決心して神の世界に飛び、神鳥と融合して消滅した」
エステル「光の精霊がフェニックスと融合して消滅……?」
デューク「消滅した光の精霊と神鳥は満月の子と明星の子として1人の女に転生し、彼女が成人するまで彼女の中で眠りについた」
エステル「光の精霊とフェニックスが満月の子と明星の子として彼女に転生……?」
カロル「転生した人って、どこに?」
デューク「お前達の傍にずっといる」
………………………………
カロル「え?えええええええっ!?
」デュークの言葉を聞いたユーリ達は私のほうを見ました。
リタ「まさか……アンタが?」
エステル「アスカが満月の子で明星の子……!?」
パティ「ど、どういうことなのじゃ……!?」
「わ、私が……満月の子に明星の子……!?」
デューク「神々の島は本来、明星の子、始祖の隷長、精霊が集う島だった。だが、人魔戦争で今は明星の子も精霊もおらず、始祖の隷長もほとんどいない。聖女の中で眠っていた光の精霊は目覚めはじめているだろう」
…………まさか、神々の島の神々って、始祖の隷長と精霊のことだったのでしょうか?
マンタイクで見た夢は、光の精霊の記憶……!?
「……満月の子と明星の子の力は、どこが違うのですか?光の精霊って、一体……」
デューク「満月の子は光の属性の魔術を使い、明星の子は光以外の属性の魔術を使う。そして、光の精霊の名は…………アスカ」
「アスカ……!?」
デューク「そうだ。それが光の精霊の名だ」
アスカ……!?私の名前と同じです……!
デューク「お前がアスカの生まれ変わりであれば、お前の中に聖核があるはず。そうであろう、神々の島の始祖の隷長クリスティーナ」
キッド『……はい』
カロル「えっ!?キッドは神々の島の始祖の隷長だったの!?」
キッド『はい。隠すつもりはありませんでしたけど、すみません。ですが、アスカの体内に聖核があることは真実です』
カロル「アスカの体内にある聖核って、どんなものなの?」
レイヴン「なんなら取り出して、見てみる?」
キッド『それはいけません!』
レイヴン「どうしてよ?」
デューク「聖女の体内にある聖核は心臓となっている。体内から聖核を取り出せば、聖女はやがて心を失い、そして……」
ユーリ「放っておけば死ぬってことか」
デューク「そのとおりだ。そして、成人した聖女は災厄の力の一部でテルカ・リュミレースにやってきたのだろう」
「……はい」
パティ「ここにいるアスカは神の賜物なのじゃな」
「……」
デューク「私が知っているお前についてはこれだけだ」
ユーリ「アスカ……」
闘技場で私がリタに向かって祈った時のあれは、強力な力を与えること?キッドが私に武醒魔導器を託したのも、私が武醒魔導器で魔術を使ってるように見せかけたため?エアルクレーネにいた時、私だけ苦しんでいなかったのは私が明星の子だったから?
ダリスは私が満月の子であることを知っていながら私に襲いかかってましたけど、私の中にいる光の精霊を感じ取ったのかもしれません。明星の子の私は満月の子のエステルを嫌ってるんでしょうか……
カロル「ね、始祖の隷長って前に遺構の門(ルーインズゲート)のラーギィ……イエガーも言ってたよね」
レイヴン「ノードポリカを作った古い一族、だっけ」
リタ「フェローがノードポリカを?そんなわけないじゃない」
デューク「立ち去れ。もはやここには用はなかろう」
リタ「待って!あたしもアンタに聞きたいことがある。エアルクレーネでアンタ何してたの?アンタ、何者よ、その剣は何!?」
デューク「お前達に理解できることではない。また理解も求めぬ。去れ。もはや語ることはない」
リタ「ちょっ何よそれ!」
飛鳥&ユーリ「「リタ」」
リタはなんとか落ち着いてくれて、私達はこの家から出ました。
つづく
テーマ : 日記とアニメ・マンガ関連ごちゃまぜ
ジャンル : アニメ・コミック
夢小説(混合)・暴走姫
遙かなる時空の中で
薄桜鬼
テイルズ オブ ヴェスペリア※キャラ崩壊注意
※あかね、千鶴は登場しません
京
島原 角屋
「本当に……いいんですか?私達までここにお招きして」
「いいのいいの。飛鳥ちゃんだって、私と同じ立場なんでしょ?遠慮なんてしなくていいわよ」
「あ、ありがとうございます」
イノリ「オレ、こいつを見るのは初めてだけどさ、静によく似てるんだよな〜」
永倉「斎藤に似てるし」
「あー、あはははは……私の外見はもういいですから」
イノリ「それに、目の前に鬼がいるし!!」
ユーリ「え?どこに?」
「……フレンとパティのことですね
2人が金髪碧眼だからですか」「イノリ、この2人は鬼じゃないからね。くれぐれも鬼扱いしないように!」
イノリ「……静がそう言うなら、仕方ねえか」
泰明「問題ない」
こうして、夢主人公達は酒宴を始めた。
しかし、壊れて暴走した美女が1人いたのだった……
「まぁ、未成年はお茶だから、大人の人はお酒で……でも、こうやってみんなで酒宴をすると、なんだか楽しいね」
「ええ、たのしいれすね!ヒック……(////)」
平助「って、飛鳥?もう酔ったのかよ!?」
「うん。たった一杯で酔うなんて……飛鳥ちゃん、よっぽどお酒弱かったんだね」
巴「そういう桜様は一度も酔ってないのですね」
「まぁ、一応」
「う〜〜〜〜〜ん…………あついれすぅ〜〜〜〜〜………(////)」
酔っ払った飛鳥は赤い着物に手をかける。
フレン「うわぁぁぁっ!?アスカさん、ダメだっ!!


(////)」フレンは顔を真っ赤にして、酔っ払った飛鳥を止めようとした。
「え〜?だって、あついれすもん〜……(////)」
フレン「ダメだ!人前で脱衣はダメだ!我慢してくれ!


(////)」「む〜…………………あっ!

フレン・シーフォ〜〜〜〜〜〜!!
(////)」フレン「え?うわぁぁぁぁっ!?(////)」
飛鳥はそのままフレンに飛びつき、畳に倒れる騎士団隊長と酔っ払い聖女。
フレン「ア、アスカさん……?(////)」
「フレ〜ン……そんなおもたいよろいをきて、あつくもおもくもないれすか〜……?(////)」
フレン「え?(////)」
「あすかはね〜……ろうしてもフレンをかわいがりたくなるんれすよねぇ〜……(////)」
飛鳥はそのままフレンの鎧に手をかけ、そして脱がし始める。
フレン「え?あっ……ちょ……アスカさん………(////)」
「あああっ!いかんいかん!いかーーーーーーーーーん!!泰明さん、飛鳥ちゃんを止めて!!


」天真「って、もう遅ぇーよ!泰明なら、酒を飲んでもう寝ちまったぞ!」
「えええっ!?いつのまに!?
」巴「……そういえば、泰明様は酒は弱かったみたいですね」
「っていうか、誰か飛鳥ちゃんを止めてよ
じゃないと、このストーリーが危ないことに……」「よりひささ〜〜〜〜〜んっ!!!


(////)」頼久「あ、飛鳥様!?(////)」
今度は頼久に絡んだ。フレンはそのまま鎧を脱がされそうになって、気絶していた。
頼久「ちょ、飛鳥様!?(////)」
永泉「いいれすよ!あすかろの!もっとやっちゃってくらさい!(////)」
カロル「って、エイセンまでどうしたの!?」
ジュディス「あら、エイセンはお茶を飲んでいるはずだけど?」
レイヴン「うーん………こりゃ、酒の匂いで酔っちゃってるわね〜」
「よりひささん、だいすきれす〜〜〜〜!!


(////)」頼久「ブホァッ!!(////)」
頼久は鼻血を出して、失神した。
天真「頼久ぁぁぁぁぁっ!!?」
平助「頼久が倒れた!!」
「っていうか、いい加減飛鳥ちゃんを止めてよ
」詩紋「そ、そんなことを言われても………
」「とうさ〜〜〜〜ん!!!


(////)」斎藤「!!!」
今度は斎藤に飛びつく酔っ払い聖女。
「あっ!?あーーーーーーーーーーっ!!!」
斎藤「あ、飛鳥……?(////)」
「とうさ〜ん……そんなまふらぁをまいてて、くるしくないれすか〜?(////)」
斎藤「べ、別に苦しくなど…ない。あああ飛鳥……離してくれ………
(////)」「い〜やれす!あすかのこと、もっとかまってくらさい!あすか、とうさんがらいすきなんれす〜……(////)」
斎藤(ドキドキドキ!)
「とうさん、すきれす〜〜〜〜!!


(////)(ボニュッ!)」斎藤「ブーーーーーーーーーーーーッ!!!(////)」
飛鳥は斎藤の顔を自分の胸に当てて、斎藤は鼻血を出して気絶。
平助「うわぁぁぁっ!?一君、しっかりしろ!一君!!」
永倉「恐るべし、聖女……!」
沖田「彼女のあの様子だと、かなりの絡み上戸だね」
「イノリさ〜ん……!(////)」
イノリ「おわぁぁぁぁっ!?」
今度はイノリに飛びつき、畳に倒れる2人。
「イノリさ〜ん……フレンとパティをおにあつかいしてませんか〜……?(////)」
イノリ「さっきはしてたけど、今はしてねーよ!やめてくれって!オレ、死にそう!(////)」
「してたぁ〜……?イノリさん……こんろ、きんぱつへきがんのひとをおにあつかいしたら……………………
おしおきれすよ(////)(黒笑)」
飛鳥は真っ黒な笑みを浮かべ、左手には鉈。
イノリ「ちょ、ちょっと待て!どっから出したんだ?その鉈!?つーか、飛鳥の顔がすっごくこえぇ!!目が据わってんのに、目が本気っぽいぞ!?おい!


」リタ「……アスカは差別と争い事を好まないのよ。差別なんかしたら、泣く子も黙るから」
「そ、そうなの?」
永倉「おいおいおいおい!ちょっと待て!飛鳥ちゃん!殺しはダメだって!!」
「あ、ながくらさ〜ん!(////)」
今度は永倉に飛びつく飛鳥。
「あああ……今度は永倉さんにまで。イノリ、大丈夫?」
イノリ「あ、あんまり大丈夫じゃねぇかも……」
友雅「それより、どうするんだい?永倉殿がそろそろ失神しそうな状態だよ。羨ましいねえ」
永倉「あ、あ、飛鳥ちゃん………(////)」
「ながくらさん、すてきれすね。その…………………はがねのようなすごいきんにく
(////)」(鋼のようなすごい!?今なんつった!?
)永倉「え?お、俺の筋肉がすごいって?(////)」
「はい。とってもすごいんれす!(////)」
永倉(飛鳥ちゃんが俺の筋肉がすごいって………飛鳥ちゃんはもしかして俺のことが………!(////))
鷹通「飛鳥様……あれは恋愛感情としてではなく、褒めてるだけなんでしょうか?」
「多分、ね」
原田「新八……
」永倉「な、なぁ、飛鳥ちゃん……目をつぶっててくれねぇか?(////)」
「は〜い………(////)」
飛鳥は目を閉じて、永倉は飛鳥の顔を近づけようとした。
……………が、一瞬永倉の唇に冷たいものが触れた。
永倉「………ん?」
ユーリ「テメー……オレの大事な幼馴染に手を出したら、どうなるかわかってんだろうな?(黒笑)」
ユーリが飛鳥の隣にいて、永倉にニバンボシを向けていた。永倉の口の側にはニバンボシの先端。
永倉「ちょ、ちょっと待ってくれ!ユーリ!顔がめちゃくちゃこえぇぞ!
」「ユーリぃぃぃぃぃぃぃぃっ!!!


(////)」「あ、今度はユーリに飛びついたよ。でも、あの顔だと今度こそ恋愛感情だね」
パティ「アスカばっかりずるいのじゃ……」
エステル「アスカって、誰にでも絡むんですね……」
「エステル、もしかして……絡まれたかったの?」
エステル「べ、別にそういうわけじゃ……」
ジュディス「アスカがフェニックスだから、でしょ?」
エステル「…………」
「こんなところで神鳥になっちゃったら、角屋が壊れちゃうし……酔っ払ったまま神鳥になっちゃ困るけど」
「ユーリ、あすかのこと……すきれす?(////)」
ユーリ「……好きに決まってるよ。オレが相手をしてやるから、誰彼構わず絡むんじゃねーよ」
「やいてるんれす?(////)」
ユーリ「妬いてなんかいねーよ。バーカ」
「じゃあ、そこのこしつれおはなししましょ(////)」
ユーリ「わかったわかった」
ユーリは飛鳥を連れて、個室へ移動。
「ふぅ〜……ユーリが飛鳥ちゃんを抑えてくれればいいけど、ユーリはああいうのは得意だもんね。フレンもだけど」
鷹通「フレン殿、大丈夫ですか?」
フレン「……だ、大丈夫………です………」
友雅「斎藤殿も大丈夫かい?」
斎藤「は、はい……大丈夫です………」
「頼久さんも大丈夫ですか?」
頼久「は、はい……」
詩紋「ユーリさんは大丈夫かな……」
巴「心配なら、覗けばいいです。永泉様は眠ってしまわれましたし」
詩紋「え、遠慮するよ!」
翌朝
新選組屯所 部屋
「ん〜……あれ?もう朝なんですか?というか、私は昨夜何をしてたんでしょうか?」
ユーリ「おはようさん、寝ぼすけ聖女」
ラピード&キッド「「ワン!」」
「皆さん?私……」
ユーリ「お前がシマバラで酔っ払って、誰彼絡んだ後にオレに絡んでそのまま寝ちまったけどな」
永泉「私は……昨夜、何をしたのかはわかりませんが……気がついたら今日になってましたが……」
泰明「問題ない」
「永泉さんは酔ってたんですか?それに、泰明さんは酔ってたのか酔ってなかったのかわかりませんけど。泰明さん、覚えてるところだけ説明してくれません?」
泰明「私は島原で酒を飲んだら、眠っていたのでわからない」
「そ、そうですか……(ということは、泰明さんも酔ってたんですね)」
泰明「飛鳥は酒を一杯飲んだだけでフレン、頼久、斎藤、イノリ、永倉、ユーリに絡んだ。静がそう言っていた」
「えええっ!?ど、どうしましょう!?私……皆さんになんてことを!私、皆さんに謝ってきます!」
飛鳥は慌てて部屋から出た。
ユーリ「……ヤスアキ、いいのか?」
泰明「問題ない」
ユーリ「問題なくもねぇだろ」
リタ「バカっぽい……」
レイヴン「アスカちゃん……恐るべしだわ〜」
ジュディス「うふふ」
END
テーマ : 日記とアニメ・マンガ関連ごちゃまぜ
ジャンル : アニメ・コミック
第5話・3人での楽しい1日
翌朝
現代 高知県
家 リビング
「おはようございます」
聖「おはようございます。姉さん」
「今日は休日ですし、たまには気分転換に外出しようと思いますけど」
聖「そうですか。姉さん、はい。これを……」
「これは……お菓子ですか?」
聖「はい。今日はホワイトデーの日でしょう?バレンタインデーの時のお返しです」
「ありがとうございます。聖」
紫苑「姉上」
空「飛鳥姉さん」
「あら、皆さんもおはようございます」
紫苑「姉上、バレンタインデーの時はありがとう……これを受け取れ」
梓「私が作ったお菓子をあげるね」
私は弟達や妹達からたくさんのお菓子をもらいました。私がいない間にたくさんのお菓子を作っていたんですね。
「ありがとうございます。ところで、ユーリとフレンは?」
天海「あいつらなら、まだ寝てるんじゃねぇか?」
ユーリ「オレとフレンなら、とっくに起きてるよ」
ユーリとフレンは部屋から出てきました。お2人は現代での普段着に着替えており、寝癖はないみたいです。
「あっ、ユーリ、フレン、ちょうどいいところに!お2人に渡す物があるんです。ちょっとお待ちくださいね」
ユーリ&フレン「「?」」
私は自分の部屋から2つの箱を持ってきて、ユーリとフレンに渡しました。
ユーリ「これは?」
「私が作ったクッキーです。ホワイトデーという日があって、バレンタインデーの時のお返しです」
ユーリ「ああ、あのチョコの礼か。あのカードの内容を読んでくれたんだな。サンキュ」
フレン「ありがとう。大事に受け取っておくよ」
ユーリ「それと、オレとフレンからお前への贈り物だよ。あの時のお返し」
ユーリとフレンは自分の部屋から2つの箱を持ってきて、私に渡しました。
フレン「ユーリと2人でチョコクッキーを作ったんだ」
ユーリ「おまけにフレンは味オンチだから、教えるの大変だったぜ
」
フレン「ひどい言いがかりだな」
「そ、そうだったんですか?でも、フレンのチョコも食べてみましたけど、美味しかったですよ?」
フレン「それを聞いて安心したよ」
「……そうです!皆さんで気分転換にどこかへ出掛けませんか?」
ユーリ「別に構わねぇけど……」
聖「それなら姉さん、ユーリさんとフレンさんと3人だけでどこかに出掛けてみては?」
「え?でも……」
紫苑「……俺達は他に用事がある。姉上だけで2人をこの世界の場所についてでも案内してやれ」
「……わかりました。それでは、ユーリ、フレン、行きましょうか」
ユーリ「あ、ああ」
私はユーリとフレンを連れて…………えーと、どこへ行きましょうか。
住宅街
ユーリ「おい、いいのか?オレ達だけで」
「い、いいんです。本当は皆さんで気分転換に外出しようと思いましたのに、何故か3人だけで行動するようになってしまいましたね。でも、幼馴染であるあなた方とこうして久しぶりに過ごせるなんて楽しいですし」
フレン「そうだね。アスカさんがテルカ・リュミレースに来たのは僕とユーリが11歳の頃で……」
「私が10歳の頃でした」
ユーリ「アスカがテルカ・リュミレースに現れた時、3人仲良く下町で遊んだりしたな」
「ええ。ところが、ユーリとフレンが川に落ちて結界の外まで流されたとか、そんな記憶がありましたよ」
ユーリ「……よく覚えてるな。それ
」
「忘れられませんって。私が下町の川に落ちそうになった時、ユーリとフレンが助けてくれたんでしょ?
それで、うっかり3人でお互い足を踏み合ってユーリとフレンは川に落ちて結界の外まで流されて、私はあなた方を助けるのが大変だったんですから」
フレン「そ、そうだね。アスカさんが助けてくれなかったら、魔物に遭遇してたし」
ユーリ「恥ずかしい思い出だぜ……アスカを助けたのに逆にアスカに助けられるなんて」
「あ、あはははは……私もそう思います。では、次へ行ってみましょうか」
ユーリ「どこへ行くんだ?」
「水族館にでも行ってみます?」
フレン「それは、どんな場所?」
「行ってみればわかります」
私はユーリとフレンを連れて水族館へ行くことにしました。
一方、初代夢主人公・桜(静)は……
神々の世界 城
巴「桜様」
「あ、巴」
巴「桜様、”ばれんたいんでぇ”の時はありがとうございます。これは、あの時のお礼です」
「あっ、白餡だ!」
巴「ええ。飛鳥様から聞きましたけど、今日は”ほわいとでぇ”の日でしたよね」
「うん。そうだよ」
巴「西洋のお菓子はわかりませんでしたが、飛鳥様から直接教わったのです」
「飛鳥……」
巴「斎藤様から何かお返しはありましたか?」
「うん、桜の簪をもらったの。みんなからはたくさんのお菓子をもらったんだ」
巴「そうですか」
「ねぇ、今度巴も行ってみる?飛鳥達のところに。飛鳥の幼馴染2人に会ってみたいんでしょ?」
巴「……いいんですか?」
「うん」
巴「ありがとうございます。ところで、飛鳥様は?」
「なんか、気分転換に幼馴染2人と一緒にどこかに行ってるわよ」
現代 高知県
水族館
フレン「すごい……ここに海の生き物がいるのか」
「ええ」
ユーリ「パティが見たら、喜ぶかもな。で、あれはなんていう動物だ?」
「アシカですよ。アシカがここでショーをするので、見に行ってみます?」
ユーリ「ま、そうしとくか」
私達はアシカのショーを見に行くことにしました。
アシカのショーが始まった後にユーリは「すっげえ!」と言ってるような顔をして、フレンはアシカの芸を見て拍手です。すると、従業員が客人にサービスして、フレンは「ユーリ、行け!」と言って、ユーリはアシカのステージへ。それを見た女性の客人はユーリを見てキャーキャー言ってますけど。
フレン「僕達の世界ではユーリは女性に人気がなかったのに、こっちの世界ではユーリは女性からは人気だな」
「女の人達がユーリを一目見て「キャー!カッコいい〜〜〜!!

」となってるだけです。多分」
ユーリ「つまり、このボールを投げろってことか?ほらよっと」
ユーリはアシカに向けてボールを投げたら、アシカはボールを見事キャッチしたようです。そんなユーリも続けてボールをアシカに投げてあげて、見事キャッチです。
終えた後に、アシカはユーリに近づいて……
チュッ
ユーリ「んっ!?(////)」
客人一同「おおおおおおーーーーーーっ!!?」
フレン「えっ!?」
「……そういえば、あのアシカはメスでしたね。多分ユーリのカッコいいオーラが見えたんじゃないですか?」
フレン「いちいち冗談を言ってボケないでくれ
」
「バレちゃいました?お礼ですよ」
なんか……ユーリのからかい癖が移ったんでしょうか?私は。
ユーリはこちらに戻ってきて、座って俯いたまま黙り込みました。
「ユーリ、よかったですね。アシカにキスされて」
ユーリ「……そうか」
「なんか不満ですか?」
ユーリ「……いや、全然不満じゃねぇけど。あのアシカっていう動物……人にキスすんのか?」
「うーん……芸を見事成功させたら、おそらく」
本当は小さな子供にしかしませんのに、まさかユーリにキスするとは……!ビデオカメラを持ってきて、その様子を撮るべきでしたよ(って、撮るな!byユーリ)。
アシカのショーが終えて、私達はいろんなところを周りました。
ユーリ「? アスカ、あれってイルカか?」
「はい。テルカ・リュミレースにもいるんですか?」
ユーリ「ああ、オレが仲間と一緒に船で移動してる時に見かけたな。あれもショーをするのか?」
「ええ。しますよ」
フレン「この世界には楽しい場所があるんだね」
ユーリ「ナム孤島は楽しかったけどな」
「ナム孤島?」
フレン「テルカ・リュミレースの北西にある小さな島で、とても賑やかなんだよ」
ユーリ「ま、体育館ってところでオレは仲間と一緒に演劇をやってたんだ。オレが魔王役でエステルは勇者役でリタは姫役でカロルは雑魚役だったな。ジュディはナレーションだったけど」
「へぇ〜……私も見たかったです!演劇」
フレン「話は終わった?じゃあ、次へ行くよ」
私達は次へ行ってみました。私達が見たのは、ペンギンでした。
「ペンギンですか」
フレン「たくさんいるね」
「というか、なんかユーリとフレンのところに集まってきてますけど」
たくさんのペンギン達はユーリとフレンのところに集まってきていました。
……ユーリとフレンは確かに美青年ですけど、動物にまで懐かれる魅力まであるんでしょうか?
「ユーリ、フレン、動物からもモテモテなんですね」
ユーリ&フレン「「……そんなんじゃねーよ(じゃないよ)」」
フフッ……なんかお2人、息がピッタリで面白いです。
そして、水族館で楽しんできた私達は水族館から帰ってきました。
夜
家 リビング
「ただいまです」
聖「お帰りなさい。どこに行ってたんです?」
「水族館ですよ。楽しい場所とか、あまりなかったので水族館に行ってきたんです」
聖「そうですか。それと、明日は母さんと父さんとそのお友達がこちらに来るそうですよ」
「巴さんと父さんが来るんですか!?楽しみです!」
フレン「ヒジリ、手伝ってあげようか?家事」
聖「あ、ありがとうございます。助かります」
ユーリ「ヒジリ、フレンに料理だけはさせるなよ。そいつの作ったメシは不味いし」
フレン「だから、ひどい言いがかりはやめてくれ!」
ユーリ「……アスカ、ちょっと部屋に来てくれねぇか?」
「はい?」
私はユーリと一緒にユーリとフレンの部屋に行きました。
何か話でもあるんでしょうか?……それは構いませんが。
ユーリとフレンの部屋
「なんですか?ユーリ」
ユーリ「アスカってさ……本当はオレのことをどう想ってる?」
「え?ちょ、ちょっと………?(////)」
ユーリは私をベッドに倒して、私を覆い被さって私の顔をじっと見つめていました。
ちょっ!?なんですか!?これはぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!!???
「す、す、す……好き、ですけど?」
ユーリ「本当に?」
「ほ、本当……です」
ユーリ「嘘だ。その目だと、絶対にオレを怖れてるだろ(黒笑)」
「それは、あなたが真っ黒い笑顔を浮かべてるからじゃないですかぁ!
」
ユーリ「そうか?」
ユーリってば……もう
真っ黒な笑顔が怖すぎて堪りませんよ
ユーリ「あと、これ……お前へのもう1つの贈りモン」
「え?」
チュッ
「んにゃっ!?(////)」
とうとう唇が触れ合ってしまいました……!
しかも、今はこんな体勢ですし!いざという時は「よっし来ました!羞恥プレイ!!」が来そうですね
唇を抑えた私は顔を赤くしはじめました。
「ユ、ユ、ユ、ユ………!!!(////)」
ユーリ「ごっそさん」
「ごっそさんって………ちょっと!?(////)」
ユーリ「フレンなんかにお前を渡してたまるかっての。ずっとオレの顔を見てろよ」
「……フレンなんかに?何故です?」
ユーリ「フレンがさ、言ってたんだよ。「僕はアスカさんのことが好きだ。誰にも触れさせはしない」って」
「フ、フレンも私のことを?」
ユーリ「そうなんだよ。だから、あいつになんか渡さねえって決めたんだ」
「そ、そうですか……」
ユーリ「お前、すっごく可愛いんだから、お前をテルカ・リュミレースに連れて行きたいぐらいだよ。ギルドのメンバーにも加えたいところだし」
「ユ、ユーリってば……」
フレンの声「ユーリ、アスカさん、ご飯ができたんだけど」
「あ、はーい!ほら、ユーリ、行きますよ」
ユーリ「はいはい
(お前、本当に鈍すぎる)」
つづく
現代 高知県
家 リビング
「おはようございます」
聖「おはようございます。姉さん」
「今日は休日ですし、たまには気分転換に外出しようと思いますけど」
聖「そうですか。姉さん、はい。これを……」
「これは……お菓子ですか?」
聖「はい。今日はホワイトデーの日でしょう?バレンタインデーの時のお返しです」
「ありがとうございます。聖」
紫苑「姉上」
空「飛鳥姉さん」
「あら、皆さんもおはようございます」
紫苑「姉上、バレンタインデーの時はありがとう……これを受け取れ」
梓「私が作ったお菓子をあげるね」
私は弟達や妹達からたくさんのお菓子をもらいました。私がいない間にたくさんのお菓子を作っていたんですね。
「ありがとうございます。ところで、ユーリとフレンは?」
天海「あいつらなら、まだ寝てるんじゃねぇか?」
ユーリ「オレとフレンなら、とっくに起きてるよ」
ユーリとフレンは部屋から出てきました。お2人は現代での普段着に着替えており、寝癖はないみたいです。
「あっ、ユーリ、フレン、ちょうどいいところに!お2人に渡す物があるんです。ちょっとお待ちくださいね」
ユーリ&フレン「「?」」
私は自分の部屋から2つの箱を持ってきて、ユーリとフレンに渡しました。
ユーリ「これは?」
「私が作ったクッキーです。ホワイトデーという日があって、バレンタインデーの時のお返しです」
ユーリ「ああ、あのチョコの礼か。あのカードの内容を読んでくれたんだな。サンキュ」
フレン「ありがとう。大事に受け取っておくよ」
ユーリ「それと、オレとフレンからお前への贈り物だよ。あの時のお返し」
ユーリとフレンは自分の部屋から2つの箱を持ってきて、私に渡しました。
フレン「ユーリと2人でチョコクッキーを作ったんだ」
ユーリ「おまけにフレンは味オンチだから、教えるの大変だったぜ
」フレン「ひどい言いがかりだな」
「そ、そうだったんですか?でも、フレンのチョコも食べてみましたけど、美味しかったですよ?」
フレン「それを聞いて安心したよ」
「……そうです!皆さんで気分転換にどこかへ出掛けませんか?」
ユーリ「別に構わねぇけど……」
聖「それなら姉さん、ユーリさんとフレンさんと3人だけでどこかに出掛けてみては?」
「え?でも……」
紫苑「……俺達は他に用事がある。姉上だけで2人をこの世界の場所についてでも案内してやれ」
「……わかりました。それでは、ユーリ、フレン、行きましょうか」
ユーリ「あ、ああ」
私はユーリとフレンを連れて…………えーと、どこへ行きましょうか。
住宅街
ユーリ「おい、いいのか?オレ達だけで」
「い、いいんです。本当は皆さんで気分転換に外出しようと思いましたのに、何故か3人だけで行動するようになってしまいましたね。でも、幼馴染であるあなた方とこうして久しぶりに過ごせるなんて楽しいですし」
フレン「そうだね。アスカさんがテルカ・リュミレースに来たのは僕とユーリが11歳の頃で……」
「私が10歳の頃でした」
ユーリ「アスカがテルカ・リュミレースに現れた時、3人仲良く下町で遊んだりしたな」
「ええ。ところが、ユーリとフレンが川に落ちて結界の外まで流されたとか、そんな記憶がありましたよ」
ユーリ「……よく覚えてるな。それ
」「忘れられませんって。私が下町の川に落ちそうになった時、ユーリとフレンが助けてくれたんでしょ?
それで、うっかり3人でお互い足を踏み合ってユーリとフレンは川に落ちて結界の外まで流されて、私はあなた方を助けるのが大変だったんですから」
フレン「そ、そうだね。アスカさんが助けてくれなかったら、魔物に遭遇してたし」
ユーリ「恥ずかしい思い出だぜ……アスカを助けたのに逆にアスカに助けられるなんて」
「あ、あはははは……私もそう思います。では、次へ行ってみましょうか」
ユーリ「どこへ行くんだ?」
「水族館にでも行ってみます?」
フレン「それは、どんな場所?」
「行ってみればわかります」
私はユーリとフレンを連れて水族館へ行くことにしました。
一方、初代夢主人公・桜(静)は……
神々の世界 城
巴「桜様」
「あ、巴」
巴「桜様、”ばれんたいんでぇ”の時はありがとうございます。これは、あの時のお礼です」
「あっ、白餡だ!」
巴「ええ。飛鳥様から聞きましたけど、今日は”ほわいとでぇ”の日でしたよね」
「うん。そうだよ」
巴「西洋のお菓子はわかりませんでしたが、飛鳥様から直接教わったのです」
「飛鳥……」
巴「斎藤様から何かお返しはありましたか?」
「うん、桜の簪をもらったの。みんなからはたくさんのお菓子をもらったんだ」
巴「そうですか」
「ねぇ、今度巴も行ってみる?飛鳥達のところに。飛鳥の幼馴染2人に会ってみたいんでしょ?」
巴「……いいんですか?」
「うん」
巴「ありがとうございます。ところで、飛鳥様は?」
「なんか、気分転換に幼馴染2人と一緒にどこかに行ってるわよ」
現代 高知県
水族館
フレン「すごい……ここに海の生き物がいるのか」
「ええ」
ユーリ「パティが見たら、喜ぶかもな。で、あれはなんていう動物だ?」
「アシカですよ。アシカがここでショーをするので、見に行ってみます?」
ユーリ「ま、そうしとくか」
私達はアシカのショーを見に行くことにしました。
アシカのショーが始まった後にユーリは「すっげえ!」と言ってるような顔をして、フレンはアシカの芸を見て拍手です。すると、従業員が客人にサービスして、フレンは「ユーリ、行け!」と言って、ユーリはアシカのステージへ。それを見た女性の客人はユーリを見てキャーキャー言ってますけど。
フレン「僕達の世界ではユーリは女性に人気がなかったのに、こっちの世界ではユーリは女性からは人気だな」
「女の人達がユーリを一目見て「キャー!カッコいい〜〜〜!!


」となってるだけです。多分」ユーリ「つまり、このボールを投げろってことか?ほらよっと」
ユーリはアシカに向けてボールを投げたら、アシカはボールを見事キャッチしたようです。そんなユーリも続けてボールをアシカに投げてあげて、見事キャッチです。
終えた後に、アシカはユーリに近づいて……
チュッ

ユーリ「んっ!?(////)」
客人一同「おおおおおおーーーーーーっ!!?」
フレン「えっ!?」
「……そういえば、あのアシカはメスでしたね。多分ユーリのカッコいいオーラが見えたんじゃないですか?」
フレン「いちいち冗談を言ってボケないでくれ
」「バレちゃいました?お礼ですよ」
なんか……ユーリのからかい癖が移ったんでしょうか?私は。
ユーリはこちらに戻ってきて、座って俯いたまま黙り込みました。
「ユーリ、よかったですね。アシカにキスされて」
ユーリ「……そうか」
「なんか不満ですか?」
ユーリ「……いや、全然不満じゃねぇけど。あのアシカっていう動物……人にキスすんのか?」
「うーん……芸を見事成功させたら、おそらく」
本当は小さな子供にしかしませんのに、まさかユーリにキスするとは……!ビデオカメラを持ってきて、その様子を撮るべきでしたよ(って、撮るな!byユーリ)。
アシカのショーが終えて、私達はいろんなところを周りました。
ユーリ「? アスカ、あれってイルカか?」
「はい。テルカ・リュミレースにもいるんですか?」
ユーリ「ああ、オレが仲間と一緒に船で移動してる時に見かけたな。あれもショーをするのか?」
「ええ。しますよ」
フレン「この世界には楽しい場所があるんだね」
ユーリ「ナム孤島は楽しかったけどな」
「ナム孤島?」
フレン「テルカ・リュミレースの北西にある小さな島で、とても賑やかなんだよ」
ユーリ「ま、体育館ってところでオレは仲間と一緒に演劇をやってたんだ。オレが魔王役でエステルは勇者役でリタは姫役でカロルは雑魚役だったな。ジュディはナレーションだったけど」
「へぇ〜……私も見たかったです!演劇」
フレン「話は終わった?じゃあ、次へ行くよ」
私達は次へ行ってみました。私達が見たのは、ペンギンでした。
「ペンギンですか」
フレン「たくさんいるね」
「というか、なんかユーリとフレンのところに集まってきてますけど」
たくさんのペンギン達はユーリとフレンのところに集まってきていました。
……ユーリとフレンは確かに美青年ですけど、動物にまで懐かれる魅力まであるんでしょうか?
「ユーリ、フレン、動物からもモテモテなんですね」
ユーリ&フレン「「……そんなんじゃねーよ(じゃないよ)」」
フフッ……なんかお2人、息がピッタリで面白いです。
そして、水族館で楽しんできた私達は水族館から帰ってきました。
夜
家 リビング
「ただいまです」
聖「お帰りなさい。どこに行ってたんです?」
「水族館ですよ。楽しい場所とか、あまりなかったので水族館に行ってきたんです」
聖「そうですか。それと、明日は母さんと父さんとそのお友達がこちらに来るそうですよ」
「巴さんと父さんが来るんですか!?楽しみです!」
フレン「ヒジリ、手伝ってあげようか?家事」
聖「あ、ありがとうございます。助かります」
ユーリ「ヒジリ、フレンに料理だけはさせるなよ。そいつの作ったメシは不味いし」
フレン「だから、ひどい言いがかりはやめてくれ!」
ユーリ「……アスカ、ちょっと部屋に来てくれねぇか?」
「はい?」
私はユーリと一緒にユーリとフレンの部屋に行きました。
何か話でもあるんでしょうか?……それは構いませんが。
ユーリとフレンの部屋
「なんですか?ユーリ」
ユーリ「アスカってさ……本当はオレのことをどう想ってる?」
「え?ちょ、ちょっと………?(////)」
ユーリは私をベッドに倒して、私を覆い被さって私の顔をじっと見つめていました。
ちょっ!?なんですか!?これはぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!!???
「す、す、す……好き、ですけど?」
ユーリ「本当に?」
「ほ、本当……です」
ユーリ「嘘だ。その目だと、絶対にオレを怖れてるだろ(黒笑)」
「それは、あなたが真っ黒い笑顔を浮かべてるからじゃないですかぁ!
」ユーリ「そうか?」
ユーリってば……もう
真っ黒な笑顔が怖すぎて堪りませんよ
ユーリ「あと、これ……お前へのもう1つの贈りモン」
「え?」
チュッ

「んにゃっ!?(////)」
とうとう唇が触れ合ってしまいました……!
しかも、今はこんな体勢ですし!いざという時は「よっし来ました!羞恥プレイ!!」が来そうですね

唇を抑えた私は顔を赤くしはじめました。
「ユ、ユ、ユ、ユ………!!!(////)」
ユーリ「ごっそさん」
「ごっそさんって………ちょっと!?(////)」
ユーリ「フレンなんかにお前を渡してたまるかっての。ずっとオレの顔を見てろよ」
「……フレンなんかに?何故です?」
ユーリ「フレンがさ、言ってたんだよ。「僕はアスカさんのことが好きだ。誰にも触れさせはしない」って」
「フ、フレンも私のことを?」
ユーリ「そうなんだよ。だから、あいつになんか渡さねえって決めたんだ」
「そ、そうですか……」
ユーリ「お前、すっごく可愛いんだから、お前をテルカ・リュミレースに連れて行きたいぐらいだよ。ギルドのメンバーにも加えたいところだし」
「ユ、ユーリってば……」
フレンの声「ユーリ、アスカさん、ご飯ができたんだけど」
「あ、はーい!ほら、ユーリ、行きますよ」
ユーリ「はいはい
(お前、本当に鈍すぎる)」つづく
テーマ : 日記とアニメ・マンガ関連ごちゃまぜ
ジャンル : アニメ・コミック



